...別れろとならばきれいさっぱりと別れても見せる...
有島武郎 「或る女」
...なにもかもきれいさっぱり...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「のろまのハンス」
...きれいさっぱり忘れられてしまうような...
太宰治 「喝采」
...たったいままでの、あれほどの苦痛を、きれいさっぱり、それこそ、根こそぎに忘却してしまうものである...
太宰治 「春の盗賊」
...きれいさっぱり能がない...
太宰治 「春の盗賊」
...きれいさっぱり世を捨てるのだと思いきわめて...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...きれいさっぱり忘れてしまった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...きれいさっぱりみんなのことが忘れてしまえたら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...きれいさっぱりと...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...きれいさつぱり水に流さう...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...新聞記者にとっては古いことをきれいさっぱり忘れてしまうということが...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...品のある高慢で意地悪で反比例にどれだけ凄い澄んだきれいさに満ちたネルリであつたらう...
室生犀星 「愛の詩集」
...きれいさっぱり死んで...
山本周五郎 「季節のない街」
...まるっきりか」「ええそのへんはもうきれいさっぱりなんで...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...『これできれいさっぱり畳(たた)む身代(しんだい)...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...遠くの地表から迫ってくる高松市の灯の海のきれいさといったらない...
吉川英治 「随筆 新平家」
...運命はきれいさっぱり決まっているんだ...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...いかにも清らかなきれいさにはかなわなかった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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