...此の問題にはつきりした解答を與へて見るがいゝ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...霧笛(きりぶえ)を鳴(なら)しながら海の上を見戍(みまも)っていた...
竹久夢二 「おさなき燈台守」
...そこに長方形のかつきりした戸口があり...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...この部屋に皆さんを見るのと同じくらいはっきりでした...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...このとき聞こえたのはバークリ夫妻ふたりきりの声だったはず...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「曲れる者」
...はっきりした橋ではないが...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...ずいぶん危い仕事じゃありませんか」「そうかも知れぬ」「間違えば命に拘(かかわ)りましょう」「素(もと)より生死は天に任せる」「余吾之介様」「何んだ」「これっきりお別れになったらどうしましょう」何時(いつ)の間にやらお秋は...
野村胡堂 「十字架観音」
...きりやう好みの源吉が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「それつきりさ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...はっきりと思いきって...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...てっきり赤ン坊は焼け死ぬものと誰もが思ったが...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...まるっきりわからなかった...
久生十蘭 「だいこん」
...一度逢ったきりの女を...
火野葦平 「花と龍」
...或いはすべきでないかということをしきりに論じて来た...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...どうするか見ろ! 野郎! (いきり立つて懐中からドキドキ光る鉈(なた)を掴み出す)轟 あつ!津村 利助君...
三好十郎 「地熱」
...この「なかじきり」もまた顧家懸牌の類である...
森鴎外 「なかじきり」
...世阿弥はここにかがまったきり...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そこのところはわたしにもはっきりしない...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??