...大きい兄ちゃん――」しかしヨシ子はきょとんとしている...
犬田卯 「米」
...狂った女はきょとんとした顔を上げて宇治を眺めたが...
梅崎春生 「日の果て」
...きょとんとしている老伯爵にもたのんだ...
海野十三 「恐竜島」
...「――ドイツのね、ヨゼフ・ディーツゲンという人は、やっぱり皮なめし工という、手工業労働者だったんだ」しばらくだまっていた倅(せがれ)が、とつぜんそんなこといいだすと、母親は手をやめて、きょとんとした...
徳永直 「白い道」
...きょとんとしてるのであった...
豊島与志雄 「田舎者」
...きょとんと首を斜に動かしてみせた...
豊島与志雄 「神棚」
...中津はきょとんとしていた...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...」北村はきょとんとしている...
豊島与志雄 「自由人」
...彼はきょとんとした眼で室の中を見廻した...
豊島与志雄 「蘇生」
...」きょとんとしてる永井さんをそのまま...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...」据りの悪い頭をきょとんとさして...
豊島与志雄 「裸木」
...子供は大きなきょとんとした眼で...
豊島与志雄 「裸木」
...」「え?」小さな眼が一杯見開かれてきょとんとしていた...
豊島与志雄 「反抗」
...二人は妙にきょとんとした顔を見合った...
豊島与志雄 「二つの途」
...」静子はきょとんとした顔をして...
豊島与志雄 「未来の天才」
...梟はきょとんとした表情で...
林芙美子 「梟の大旅行」
...なんにも聞いていなかったようにきょとんとしていました...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...きょとんとしている...
吉川英治 「私本太平記」
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