...きょとんと眼をひらいて...
太宰治 「姥捨」
...それにさえきょとんとしている人がたまにはあるのだから...
太宰治 「多頭蛇哲学」
...きょとんとしている文化女史がその辺にもいたようであった...
太宰治 「チャンス」
...もう寝よう」政雄は機仕掛(ばねじかけ)の人形のようにきょとんと起(た)って...
田中貢太郎 「女の怪異」
...きょとんとしてるのであった...
豊島与志雄 「田舎者」
...きょとんとしていました...
豊島与志雄 「風ばか」
...きょとんとしている...
豊島与志雄 「変る」
...姉は眼をきょとんとさし口を開いて...
豊島与志雄 「月明」
...きょとんとしてしまった...
豊島与志雄 「黒点」
...そしてそれが一座の中にきょとんとした感じで...
豊島与志雄 「花ふぶき」
...きょとんとした真黒な眼が彼の心に喰い込んできた...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...きょとんとしている...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのアメリカ人はきょとんとした顔をしていた...
中谷宇吉郎 「異魚」
...青蛙はきょとんとした眼玉をして...
林芙美子 「蛙」
...梟はきょとんとした表情で...
林芙美子 「梟の大旅行」
...そこにきょとんとつっ立ってしまった...
本庄陸男 「白い壁」
...遠くから空襲警報のサイレンが鳴りひびいてくる)大野 お! (立ちすくむ)薄田 ウム?……三芳 ……(チョットきょとんとして大野と薄田を見あげるが...
三好十郎 「猿の図」
...きょとんとして立っていたなどということも...
柳田国男 「山の人生」
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