...ヨブを驕慢(きょうまん)者となして直接に向けたる批難の矢である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...手渡す驕慢(きょうまん)の弟より...
太宰治 「東京八景」
...この驕慢(きょうまん)な夫人は...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...驕慢(きょうまん)な長者は大きな声をだしました...
田中貢太郎 「宇賀長者物語」
...人の弱点を捕えて勝ち誇ったような驕慢(きょうまん)な獰悪(どうあく)な態度は醜い厭な感じしか傍観している私には与えなかった...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...沢山の新奇な事物や成功の驕慢(きょうまん)な満足に気を奪われて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...驕慢(きょうまん)の頂上にいた花菊は無理我慢の出来るたけをしいた...
長谷川時雨 「勝川花菊の一生」
...それとも心付かずしてあくまでも男子を凌(しの)がんとする驕慢(きょうまん)疎野(そや)の女よと指弾(つまはじ)きせらるることの面目なさよ...
福田英子 「妾の半生涯」
...女に対して驕慢(きょうまん)な心にもついなりそうな境遇にいる源氏ではあるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...驕慢(きょうまん)の心の盛んな時に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...またその人自身にも驕慢(きょうまん)な心ができてそのために人の苦しめられる人もあるのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...やや驕慢(きょうまん)な...
山本周五郎 「竹柏記」
...その態度の驕慢(きょうまん)さからも...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...驕慢児(きょうまんじ)曹操っ...
吉川英治 「三国志」
...自己の驕慢(きょうまん)を満足させようとするようなもの...
吉川英治 「三国志」
...驕慢(きょうまん)に走り...
吉川英治 「三国志」
...驕慢星(きょうまんせい)の二タ粒三粒だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...義仲的な驕慢(きょうまん)にも一抹(いちまつ)の稚気のあわれさは覚えさせられる...
吉川英治 「随筆 新平家」
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