...華奢(きゃしゃ)なテエブルだった日には...
芥川龍之介 「魔術」
...華奢(きゃしゃ)な桐の見台(けんだい)にも...
芥川龍之介 「老年」
...父に似たのだろう痛々しいほど華車(きゃしゃ)作りな定子は...
有島武郎 「或る女」
...アダムス青年のきゃしゃな肩を抱いて...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...遊び馴れて華奢(きゃしゃ)な身体をして居ます...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...湖の底に白いきゃしゃな橋が沈んでいた...
太宰治 「斜陽」
...きゃしゃで青白い...
谷崎潤一郎 「蘿洞先生」
...気持まで華奢(きゃしゃ)になって...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...もっときゃしゃな体の持主で...
徳田秋声 「挿話」
...きゃしゃな二階家の並んでる狭い石畳の路次をはいっていった...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...華奢(きゃしゃ)な小さな手が出ていた...
中島敦 「プウルの傍で」
...おれは江戸(えど)っ子で華奢(きゃしゃ)に小作りに出来ているから...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...華奢(きゃしゃ)な身体を見ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今すぐ名乗りかけて討ちたいと思いますが――」お六は華奢(きゃしゃ)な肩を落して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...華奢(きゃしゃ)な蒼白い手で...
二葉亭四迷 「平凡」
...ババのようなかわいいきゃしゃなのは見たことがないし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...きゃしゃな体を支えなかったら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...肩幅もきゃしゃであるし...
吉川英治 「源頼朝」
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