...きまり悪さうに真赤な顔をしました...
土田耕平 「時男さんのこと」
...単に昨日(きのう)の戦争に勝った得意の反動からくる一種のきまり悪さであった...
夏目漱石 「明暗」
...しばらくきまり悪さうに立つてゐた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...石川はきまり悪さうに笑ひにまぎらして何とも答へなかつた...
野口雨情 「石川啄木と小奴」
...きまり悪さうに二三日前に伊香保へ女を連れて来て...
林芙美子 「浮雲」
...顔をあげてきまり悪さうに笑つた...
牧野信一 「毒気」
...」と光子さんはきまり悪さうに笑ひながら...
牧野信一 「蛍」
...」私が挨拶(あいさつ)しましたらその人は少しきまり悪さうに笑って...
宮沢賢治 「イギリス海岸」
...少しきまり悪さうに答へました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...女の子はきまり悪さうにしました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...赤シャツの農夫はきまり悪さうに...
宮沢賢治 「耕耘部の時計」
...体面の保たれぬきまり悪さも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...明石の君はきまり悪さに恋しい人をのぞくことができなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...心の鬼にきまり悪さを感じた若君は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...きまり悪さと恥ずかしさで二人はものも言わずに泣き入った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...若い人たちというものは人様の見分けができませんでねえ」などと老人らしい声で言っていることにも女王たちはきまり悪さを覚えていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お蝶はきまり悪さに身を縮めましたが...
吉川英治 「江戸三国志」
...きまり悪さの物騒ぎを押さえている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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