例文・使い方一覧でみる「きびしさ」の意味
スポンサーリンク...現実のきびしさと... 
井上貞治郎 「私の履歴書」
...しかも「嚴」きびしさ...
今井邦子 「瀧」
...寒気も一段ときびしさを加えて来たように思われた...
太宰治 「女神」
...その倫理性のきびしさと...
アネッテ・フォン・ドロステ＝ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...それゆえどんなきびしさも含まないことが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...父親が自分に対してはただ最大のきびしさこそふさわしいのだと見なしているということを...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...かれらの人物の毅然（きぜん）たるきびしさと端正な男らしさとを思った...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...いまの先に味つた見てはならないものである氣配のきびしさはもう見えなかつた...
室生犀星 「末野女」
...どんなきびしさも苛（いら）だたしさも嫌うわたしの悠長な気風は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...冬のきびしさよりもわたしにはつらい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...食事の制限のきびしさにはおどろいた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...冬季のきびしさはともかくとして...
山本周五郎 「いさましい話」
...生き方のきびしさ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...一抹（まつ）の墨気（ぼっき）を刷（は）いたような冷たいきびしさが...
吉川英治 「大岡越前」
...世人は信長のきびしさに戦慄（せんりつ）した...
吉川英治 「黒田如水」
...左馬殿もまた事々に、ここのお扱いには、きびしさばかり、すこしの仮借（かしゃく）もおありでない」「はて、さまで直義（ただよし）をお厭（うと）みとは、何が原因でございましょうか」「すぐる年、鎌倉の牢獄で、大塔ノ宮を暗々（やみやみ）と虐殺しまいらせた者は、ほかならぬ直義と、それのみは、お忘れあそばすことのできぬお恨みなのでございましょう」抉（えぐ）られたような苦痛を、尊氏は顔にみせた...
吉川英治 「私本太平記」
...人前のきびしさに似ず...
吉川英治 「新・水滸伝」
...語気にも霜のようなきびしさと蕭殺（しょうさつ）たる態度があって...
吉川英治 「親鸞」
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