...この動きのとれない息苦しさの代りに...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...さっきのとおりに小母さんもおぬいさんも家にいて...
有島武郎 「星座」
...動きのとれぬものになつてゆく...
石川啄木 「人間の悲哀」
...読者諸君もすでにお気づきのとおり...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...「お聞きのとおりです...
海野十三 「海底大陸」
...さっきのところから入ってみますか...
海野十三 「金属人間」
...きのというのは、漢字で書くと、『紀の』となります...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...あれから一年たちました(緑平老に)・空が山があたゝかないろの水をわたる・住みなれて藪椿なんぼでも咲き歩けなくなつた心臓の弱さをひなたに蕗のとうのみどりもそへてひとりの食卓・ほろにがさもふるさとでふきのとう藁塚のかげからもやつと蕗のとう二月二十二日雨...
種田山頭火 「其中日記」
...中央公論)六 干支の効用去年が「甲戌(きのえいぬ)」すなわち「木(き)の兄(え)の犬(いぬ)の年」であったからことしは「乙亥(きのとい)」で「木(き)の弟(と)の猪(い)の年」になる勘定である...
寺田寅彦 「自由画稿」
...やがては終局に於て――直接に直ぐ様ではない――動きのとれない結果に陥るであろう...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...がんりきのところへ来て上人の眼がハタと留まりましたものですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...本人の柄によって奥向のと下働きのと二つに分れています...
中里介山 「大菩薩峠」
...東海道の目ぬきのところはみんな一人で歩いてらあな」「はい」「それからお前...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし彼女は私からまだ十数歩先きのところにいた...
堀辰雄 「美しい村」
...この側房のとっつきのところに...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...チブスで動きのとれなかったぎんは...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...動きのとれない中に置かれている重苦しさとからである...
吉川英治 「黒田如水」
...さきのとんがった鯨髭がしゃっきり突立(つった)って...
吉田甲子太郎 「負けない少年」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??