...十三が確か元治(げんじ)元年の甲子年(きのえねどし)であった...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...中央公論)六 干支の効用去年が「甲戌(きのえいぬ)」すなわち「木(き)の兄(え)の犬(いぬ)の年」であったからことしは「乙亥(きのとい)」で「木(き)の弟(と)の猪(い)の年」になる勘定である...
寺田寅彦 「自由画稿」
...たとえば甲子(きのえね)の日曜日は一年に一つあることとないこととあるのである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...甲子(きのえね)を一とし乙丑(きのとうし)を二とすれば甲戌(きのえいぬ)は十一であり丙子(ひのえね)は十三になる...
寺田寅彦 「自由画稿」
...甲辰歳(きのえたつどし)潤(うるう)五月生――」守り袋の中の臍(へそ)の緒(お)書を読んだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...甲寅(きのえとら)四月生れの乙松という倅を引渡して頂きたいんで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...月を見る事並に美人の嬌態の事甲戌(きのえいぬ)の歳も押詰って...
久生十蘭 「魔都」
...さっきのえびとで...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...まったくできのええ芋だてことよ!段六 野郎め! アハハハハ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...翌天保五年甲午(きのえうま)の歳の正月中旬に...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...沖永良部島(おきのえらぶじま)や...
柳田国男 「海上の道」
...或いはまた甲子(きのえね)の祭の日には...
柳田国男 「海上の道」
...柴指の次にくる甲子(きのえね)の日ときまっているようで...
柳田国男 「海上の道」
...沖永良部島(おきのえらぶじま)にもマヂンがあり...
柳田国男 「海上の道」
...甲子祭(きのえねまつり)の日に大黒さんが来て...
柳田国男 「年中行事覚書」
...甲子祭(きのえねまつり)はいつ行うことになっているか...
柳田国男 「年中行事覚書」
...イロドゥラア等喜界(きかい)島ユムドゥイ等沖永良部(おきのえらぶ)島その他これに似通うた方言が分布している...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...同年八月十二日甲午(きのえうま)...
吉川英治 「平の将門」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??