...そして、レオナドその人は国籍もなく一定の住所もなく、きのうは味方、きょうは敵国のため、ただ労働神聖の主義をもって、その科学的な多能多才の応ずるところ、築城、建築、設計、発明、彫刻、絵画など――ことに絵画はかれをして後世永久の名を残さしめた物だが、ほとんどすべて未成品だ――を平気で、あせることなくやっている間に、後進または弟子(でし)であってまた対抗者なるミケランジェロやラファエルなどに圧倒されてしまった...
岩野泡鳴 「耽溺」
...まるで昨日(きのう)のことのように覚えている...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...昨日(きのう)までなかった処に...
田中貢太郎 「赤い花」
...実を云うと僕の妹も昨日(きのう)真面目になった...
夏目漱石 「虞美人草」
...昨日(きのう)の事はまるで忘れたように引っ繰り返って...
夏目漱石 「門」
...その淋しい落ちつきのうちに...
夏目漱石 「門」
...昨日(きのう)からもう知っていたのだ! 室蘭じゅうのボーレン(それは半素人(はんしろうと)のも入れてたった三軒切りないのだ)――に...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...きのう自分が何かつまらぬおしゃべりをしたということは十分にありうることだが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...きのう届いた二十万両...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ついきのうこの町へ来たばかりです」「ではなにをしようというのだね」「ハープをひいたり...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...きのうも簡単にお話したとおり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...きのうも今日も夕方から風が出たが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「きのう家へかえった...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...昨日(きのう)アンタはどこか...
夢野久作 「近眼芸妓と迷宮事件」
...きのうのように峡門の正面から...
吉川英治 「三国志」
...きのうの誉(ほま)れをあげたこともみんな...
吉川英治 「神州天馬侠」
...尾張春日井郡の丹羽勘助を抱きこみにやった今井検校(けんぎょう)もついきのう...
吉川英治 「新書太閤記」
...大友近江守どのお招きのうえ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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