...「いゝえそうじゃございません」番頭は案外にもそうきっぱりといい切ってしまった...
有島武郎 「或る女」
...きっぱりとした決断力のある人とは思わなかった...
伊藤左千夫 「春の潮」
...きっぱりといいきるのでした...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...」夫人はきっぱりと言った...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...きっぱりと言いました...
太宰治 「ろまん燈籠」
...パーヴェル・パーヴロヴィチはしみじみした聲できっぱりと答えた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...「シーモノフ! ぼくに六ルーブリ貸してくれたまえ!」わたしはやけ半分にきっぱりといった...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...きっぱりと仕事をよしてしまったのだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...今まで妙な顔をしていた相川俊夫は不意にきっぱりとした快活な調子を現わし...
浜尾四郎 「途上の犯人」
...わしはきっぱりとやめろというね...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...もし工場主がきわめてきっぱりと...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...きっぱりとした見せしめを受けた...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...きっぱりと相手の申出を断わってしまった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...冗談じゃない貴女には関わりのないことですよ」「いいえ関わりはございます」藤尾はきっぱりと云った...
山本周五郎 「新潮記」
...秀之進はきっぱりと云った...
山本周五郎 「新潮記」
...きっぱりと力をこめて云った...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...きっぱりと割り切っている...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...あの娘にちがいありません」「そうか」日本左衛門がきっぱりとうなずくと...
吉川英治 「江戸三国志」
便利!手書き漢字入力検索