...「シカゴまで参るつもりですの」「僕も……わたしもそうです」岡は待ち設けたように声を震わしながらきっぱりと答えた...
有島武郎 「或る女」
...かなりきっぱりと匂わしてやった...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...しまりのよいきっぱりした口...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...きっぱりした美しい顔だち...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...クリストフは相手の言葉をきっぱりさえぎって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...顔の表情があまりきっぱりしすぎていますし...
豊島与志雄 「波多野邸」
...男はきっぱり立ち上がったのではなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ときっぱりと言いきってしまったから問題はありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...きっぱりと言いながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...きっぱり拒絶した...
浜尾四郎 「途上の犯人」
...いつでもあの新鮮さときっぱりした態度とであった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...きっぱりした断定は下されぬ」人垣のうしろから伸びあがって死体を覗き込んでいた...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...ブルース卿がきっぱりお断りになったと言います...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...きっぱりと別れて...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...きっぱりと力をこめて云った...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...きさまも飲め」「もうたくさんだ」玄四郎はきっぱりと云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...そうして鉈(なた)で打(ぶ)ち斬るようにきっぱりと云った...
夢野久作 「暗黒公使」
...きっぱりいって――「ですから...
吉川英治 「新書太閤記」
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