...「政治は自分らの関与すべきことではない」大尉はきっぱりと言った...
高見順 「いやな感じ」
...きっぱり言ってくれる人がないものか...
太宰治 「新ハムレット」
...きっぱり拒否しているのである...
太宰治 「ろまん燈籠」
...イヤならイヤときっぱり云ってしまうならいいのだが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...きっぱり断わっておくが...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...やがてきっぱり断言した...
豊島与志雄 「椿の花の赤」
...もし工場主がきわめてきっぱりと...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...うるさい世間との取引きをきっぱりと謝絶し...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...きっぱり断わった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...犯行はきっぱり否認した...
平林初之輔 「誰が何故彼を殺したか」
...きっぱり聴かねばならぬ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...皆がそうして呉れる時にきっぱりと...
宮本百合子 「いとこ同志」
...「それが労働婦人が主人のソヴェトの工場ですか!」インガがきっぱり云った...
宮本百合子 「「インガ」」
...きっぱり断ち切ったつもりでいても...
柳田国男 「故郷七十年」
...おなつはきっぱりと断わった...
山本周五郎 「契りきぬ」
...もっときっぱりと男らしかった...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...きっぱりと心のきまった姿勢だった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...――また悪い癖がはじまったな」「この人は斬らせません」万三郎はきっぱりと云った...
山本周五郎 「風流太平記」
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