...「家賃もきちんきちんと極(きま)つて払つてるぢやないか...
薄田泣菫 「茶話」
...扉をきちんとしめてから...
太宰治 「姥捨」
...私の枕元にきちんと坐り...
太宰治 「チャンス」
...床の高い雨戸もきちんと締るようになった家であった...
田中貢太郎 「放生津物語」
...いつものやうにきちんとKから送金...
種田山頭火 「其中日記」
...両足をきちんと揃えて...
豊島与志雄 「蠱惑」
...お行儀だけはきちんと守るところをお目にかけませう」伍助はさう言ひ乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...帶もきちんと締めて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...工藤ときちんとした家庭を持ちたいと願つた...
林芙美子 「秋果」
...きょうはめずらしくきちんとドレスアップしている...
久生十蘭 「復活祭」
...」そして教室中はしばらく机の蓋をあけたりしめたり本を重ねたりする音がいっぱいでしたがまもなくみんなはきちんと立って礼をすると教室を出ました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...きちんとした勘定もしなければ予算も立てなかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...普段はきちんとした身なりをしている黒坂が...
柳田国男 「故郷七十年」
...毎日きちんと月代(さかやき)を剃(そ)ってやり...
山本周五郎 「あだこ」
...「悠二郎きちんと坐れ...
山本周五郎 「桑の木物語」
...着物をきちんと着て袴をはいて...
山本周五郎 「桑の木物語」
...その側にきちんと坐っている範宴の姿を見て...
吉川英治 「親鸞」
...きちんと片附いたなかに思つたよりもなほ元氣よく美しく坐つておゐでゝした...
若山牧水 「樹木とその葉」
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