...細川越中守手疵養生(てきずようじょう)不相叶(あいかなわず)致死去(しきょいたし)候に付...
芥川龍之介 「忠義」
...さっそくきずがきれいになおって...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「旅なかま」
...神聖な剣は煩悩(ぼんのう)のきずなを断つ...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...もし万一のことがあっては旅籠(はたご)としての瑕(きず)にもなると思ったので強(し)いて止めようとした...
田中貢太郎 「山寺の怪」
...連れ添ふ女房を追ひ出して余所の女を引きずり込むやうな不実な男に...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...脳脊髄(のうせきずい)に痛みを覚えたりすると...
徳田秋声 「黴」
...息をつくこともできず...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ますます下へ引きずりこみ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...先生がムキになって何かを抛(ほう)り出して大切の物を創(きず)にするのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...隼のようにくぐり抜けて走る笠無しの創(きず)の男――それは同時に西浜御殿の塀の下にいた同じような伊勢参りのいでたちが...
中里介山 「大菩薩峠」
...それからまた善(よ)い人を少しでも傷(きずつ)けたくない...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...足を曳きずるような奇妙な歩き方...
久生十蘭 「地底獣国」
...余(あんま)り身体(からだ)に疵(きず)の……」「いや...
二葉亭四迷 「浮雲」
...力の抜けた足を引きずりながらのろのろと元来た道を引返し始めた...
北條民雄 「癩者」
...無理に引きずり下させるのに役立つただけだつた...
堀辰雄 「水族館」
...長いスカートをひきずり...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...好色好色(すきずき)しき微風(そよかぜ)ならん...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...火薬にあわせるほおの木炭(きずみ)を砥(と)でおろしていた...
吉川英治 「銀河まつり」
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