...わたしがここに書きしるすものは...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...追々と本が出来て行く過程が書きしるしてある...
石川欣一 「可愛い山」
...「婦人の為にせる福音書」と称えらるる路加伝が来世と其救拯(すくい)と審判(さばき)とに就て書記(かきしる)す事は一々茲に掲ぐることは出来ない...
内村鑑三 「聖書の読方」
...トイレットという文字が白エナメルで書きしるされてあった...
海野十三 「振動魔」
...おれのやうな男に處女がさづかつた歡喜をさへ書きしるされてゐるのであつたが...
太宰治 「陰火」
...枕元の原稿用紙に書きしるす...
太宰治 「めくら草紙」
...ことこまかに書きしるされていたといわれるのです...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...通りを荷車のきしる音がガタガタ聞こえた...
田山花袋 「田舎教師」
...浜べで無数の砂利(じゃり)が相打ち相きしるように無数の蝗の羽根が轢音を発している...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...しかも今の私は自分の考えをすべて書きしるす勇気はほとんどない...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...その話を書きしるしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...やがて錠(じょう)のきしる音がしてぎいと扉が開(あ)くと内から一人の男が出て来て恭(うやうや)しく婦人の前に礼をする...
夏目漱石 「倫敦塔」
...かすかに溝板(どぶいた)がきしる音がする...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...金属でもきしるようなキーッ...
久生十蘭 「地底獣国」
...ラーンスロット卿が詳しく書きしるしたあの破れわれる音の反響(抑えつけられたような鈍いものではあったが)にそっくりな物音が...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...そのとき自分を襲った気持をうまく書きしるすことはできない...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...トロッコのきしる音も...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...かえって来た部(購求のものもそのときしるしをして)と三つに分けて書いたら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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