...この意味から詰襟などは巻煙草(シガレツト)や刻煙草(きざみたばこ)と一緒に大嫌ひである...
薄田泣菫 「茶話」
...青い刻煙草(きざみたばこ)の吸殻のような光があった...
田中貢太郎 「馬の顔」
...それで注意深くフィリップ・モウリスの上等の刻煙草(きざみたばこ)を計って...
谷譲次 「踊る地平線」
...煙草はたしか「極上国分(ごくじょうこくぶ)」と赤字を粗末な木版で刷った紙袋入りの刻煙草(きざみたばこ)であったが...
寺田寅彦 「喫煙四十年」
...巻莨(まきたばこ)はおろか刻煙草(きざみたばこ)もない...
寺田寅彦 「夏」
...刻煙草(きざみたばこ)の部で『砂掃き工場』の第二工場が彼女の職場で...
徳永直 「工場新聞」
...刻煙草(きざみたばこ)の国分(こくぶ)をつめ換えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...五匁玉の刻煙草(きざみたばこ)を持つて來たのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...日本の煙管(きせる)で刻煙草(きざみたばこ)を詰(つ)めて吸ってた...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...刻煙草(きざみたばこ)を煙管(きせる)で飲んでいたが...
森鴎外 「かのように」
...その蝋燭の火で美味(おいし)そうに何服も何服も刻煙草(きざみたばこ)を吸うのであったが...
夢野久作 「近世快人伝」
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