...僕はこんなきざな男になるのかと思うと...
海野十三 「海底都市」
...葉巻をきざな恰好で指で摘んで...
海野十三 「地獄の使者」
...どこやらきざな風体の...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...きざな事ばかり言って居ります...
太宰治 「古典風」
...きざな、ばかな女ですね...
太宰治 「水仙」
...演説口調できざな大見得を切つてやりたいくらゐの決意をひめて津軽へ来たのだ...
太宰治 「津軽」
...妙にきざな洒落など飛ばし...
太宰治 「津軽」
...」「きざな子だって言ったんだ...
太宰治 「パンドラの匣」
...きざな口のきき様(よう)ったら...
太宰治 「火の鳥」
...それを、尊敬してゐます、なんて、きざなこと...
太宰治 「火の鳥」
...そんなきざな言葉でしか言ひ表はせませぬ...
太宰治 「火の鳥」
...もう少し交際してみますか?」きざなことを言つたものである...
太宰治 「富嶽百景」
...きざな服装(なり)にてにをはを忘れた英語を操って得とくとしている...
谷譲次 「字で書いた漫画」
...この見慣れないきざな男はボーセアンの邸が二ヶ所あることを知らなかったし...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...思いあがったきざな英雄的ポーズ...
火野葦平 「花と龍」
...きざなかっこうにアカーキイ・アカーキエウィッチの身をくるんだので...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...そしてそれが私のきざきざな地平線をなしているのだった...
堀辰雄 「美しい村」
...……天青としてはきざな教訓みたようなことを云っちまったものさ...
山本周五郎 「陽気な客」
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