...だんだん睡気(ねむけ)がきざして来ました...
芥川龍之介 「アグニの神」
...わたしは春の最初のきざし――何かわたり鳥のゆくりない調べ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...少年の心にはむらむらとおさえがたい不快の念がきざしてきました...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...お供のかた/″\にも御めい/\へあらみの太刀やわきざしをおくられました...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...なんかきざしみたいなのがあったんだよ...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...どうするつもりか夫の脇差(わきざし)を奪い取ろうとするのを...
中里介山 「大菩薩峠」
...其代り脇差(わきざし)程も幅(はゞ)のある緑(みどり)の葉(は)が...
夏目漱石 「それから」
...脇差(わきざし)の手が緩(ゆる)むところへ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...轉宿や直差(ぢきざし)(札差いぢめに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お篠は脇差(わきざし)なんか持つちや居なかつたし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いいきざしだぞ」つまらぬことを空頼みにして...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...その時私は脇差(わきざし)を一本挟(さ)して居たから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...彼はこういう病のきざしがやがて容易に憎むべき無神論にかわるであろうことを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...脇差(わきざし)をかかえた一人の武士が...
吉川英治 「江戸三国志」
...自身の脇差(わきざし)を取って...
吉川英治 「黒田如水」
...「いやといえばこれだぞ――」ギラリと脇差(わきざし)をぬいて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...おのれも脇差(わきざし)をぬきはらった燕作...
吉川英治 「神州天馬侠」
...――脇差(わきざし)は...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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