...きこりは、夢にも見たこともない、ふしぎな、巨大なもののおそろしさに、気もてんとうして、そのまま逃げかえろうとしましたが、やっと、おもいかえして、遠くの方から、大木のかげに身をかくし、しばらく、ようすを見ていたといいます...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...きこりは、なんともいえない、いやらしいものだったと、いっています...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...樵夫(きこり)が漸(やつ)と枯木(かれき)を伐(き)り倒すと...
薄田泣菫 「茶話」
...乳母(ばあや)はきいて大笑ひ「なんの賊(ぞく)などでませうぞ」それは木樵(きこり)でありました...
竹久夢二 「どんたく」
...三郎と八郎というきこりの兄弟があって...
太宰治 「魚服記」
...」年老いたきこりは...
太宰治 「断崖の錯覚」
...きこりは往来から分れて...
小泉八雲 田部隆次訳 「ろくろ首」
...樵夫(きこり)、猟師でさえ、時々にしか通らない細い径(みち)は、草の中から、ほんの少しのあか土を見せているだけで、両側から、枝が、草が、人の胸へまでも、頭へまでも、からかいかかるくらいに延びていた...
直木三十五 「南国太平記」
...これは木樵(きこり)ではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...そして貧しい森かげのきこりが暮して行くように...
新美南吉 「苔人形」
...樵夫(きこり)や狩人に触られて...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...八郎という樵夫(きこり)...
南方熊楠 「十二支考」
...木樵(きこり)が山中で追われて来た鹿を救うと...
柳田国男 「年中行事覚書」
...足軽や附近の木樵(きこり)百姓などを督励して...
吉川英治 「新書太閤記」
...もとより樵夫(きこり)が通うくらいなもので...
吉川英治 「新書太閤記」
...樵夫(きこり)や...
吉川英治 「親鸞」
...木樵(きこり)も...
吉川英治 「親鸞」
...この附近に樵夫(きこり)の小屋などないか...
吉川英治 「源頼朝」
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