...第三當時小松殿の侍に齋藤瀧口(さいとうのたきぐち)時頼と云ふ武士ありけり...
高山樗牛 「瀧口入道」
...耳門(くぐり)にした本門(ほんもん)の簷口(のきぐち)に小さな軒燈(けんとう)が点(とも)り...
田中貢太郎 「水魔」
...小平めは」其処へ関口官蔵(せきぐちかんぞう)と中間(ちゅうげん)の伴助(はんすけ)が...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...それから續(つゞ)いて他(た)の二三人(にん)が身(み)の上(うへ)やら生口(いきぐち)やらを寄(よ)せた...
長塚節 「土」
...「東京辺の安料理屋よりかえって好いくらいですね」と自分は柱の木口(きぐち)や床(とこ)の軸などを見廻した...
夏目漱石 「行人」
...一〇間もなく田代屋を抜け出した一人の女――小風呂敷を胸に抱いて後前(あとさき)を見廻しながら水道端の宵闇(よいやみ)を関口(せきぐち)の方へ急ぎます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...木口(きぐち)の良いのが自慢――といった家です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...木口(きぐち)も見事...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...稼業柄で木口(きぐち)の見事さ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...木口(きぐち)や調度の良さは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...和歌山中学(わかやまちゅうがく)で関口流(せきぐちりゅう)の柔道(じゅうどう)を...
山中峯太郎 「小指一本の大試合」
...薪を燃やす大きな焚口(たきぐち)が付いていた...
山本周五郎 「青べか物語」
...入れ代り立代り開く大汽鑵(ボイラー)の焚口(たきぐち)...
夢野久作 「オンチ」
...柿崎は首尾よく退口(のきぐち)を取ったであろうか...
吉川英治 「上杉謙信」
...退口(のきぐち)退口(のきぐち)と頻りにつぶやいたのも...
吉川英治 「上杉謙信」
...滝口(たきぐち)ノ義数(よしかず)はすぐ衛士小屋の部下を呼ばわって...
吉川英治 「私本太平記」
...けれど十万の大退口(おおのきぐち)を...
吉川英治 「新書太閤記」
...徐々に退口(のきぐち)を落ちて行った...
吉川英治 「新書太閤記」
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