...そのいうことをききわけた...
安藤盛 「三両清兵衛と名馬朝月」
...それでもうまくききめが現われないようならわたしの理想とするのべつ幕なしの音楽浴を計画したいと思います...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...ききにきたのだと感ちがいしたのだ...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...いきせききってかけこんできた...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...」記内はこんな冗談口をききながら...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...わさびのきき過ぎたすしを食ったときにこぼす涙などは上記のものとは少し趣を異にするようである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...265我言(わがこと)ききて城内に歸れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その美しい音(ね)にききとれたりしましたが...
夢野久作 「ルルとミミ」
...彼女もやはり腹が空ききってると答えた...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...かと思うとやがて耳許(みみもと)に聞馴(ききな)れた声がして...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
......
夏目漱石 「カーライル博物館」
...国家存亡(そんぼう)の危急(ききゅう)に迫(せま)りて勝算の有無(うむ)は言うべき限りにあらず...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...今の世の人の稀にもききがたい歌をうたい出した...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「琴」
...あくたうかべる朝の水ひらととびかふつばくらめ苗のはこびの遅ければ熊ははぎしり雲を見る苗つけ馬を引ききたり露のすぎなの畔に立ち権は朱塗の盃をましろきそらにあふぐなり...
宮沢賢治 「〔あくたうかべる朝の水〕」
...五時間きき疲れたけれども...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分自身を指導的な「くちきき」であると思ったためのようでもあるし...
三好十郎 「恐怖の季節」
...クインティリウス・ウァルスの指揮の下にある味方が戦争にまけたときき...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まま物別れになりそうな危局(ききょく)にさえ度々落ちかけた...
吉川英治 「新書太閤記」
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