...心があまりに震えて喉(のど)がかわききっているので...
有島武郎 「或る女」
...航空母艦六隻………」というところをききもらしていた...
海野十三 「太平洋魔城」
...歸京(ききやう)されたので...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...往来(ゆきき)が不自由で...
薄田泣菫 「茶話」
...直(すぐ)に皆(みな)掻消(かきき)えて了(しま)つた...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...そんな話をききしった先生が...
知里真志保 「生きているコタンの銅像」
...石乞(せききつ)・盂黶(うえん)の二剣士に命じて...
中島敦 「弟子」
...主人のような汚苦(むさくる)しい男にこのくらいな影響を与えるなら吾輩にはもう少し利目(ききめ)があるに相違ない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「暗いじゃないか」平次は初めて口をききました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...とさし俯向(うつむ)きて往来(ゆきき)を耻ぢぬ...
樋口一葉 「たけくらべ」
...朝露が未だ乾ききつてゐなかつた見えて...
牧野信一 「山を越えて」
...先生の云うことは何でもきき分けるわね」などと云った...
「一本の花」
...冬はよくその音をききました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...なんのききめもなさそうです...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「こわいことを知りたくて旅にでかけた男の話」
...とくに中央の情況を刑部は熱心にききほじった...
吉川英治 「私本太平記」
...坐っても彼のまわりから嬉々(きき)たる声と茶目が離れないのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...麾下(きか)の士の目きき足きき選(え)りすぐって...
吉川英治 「新書太閤記」
...ききたかったのです...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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