...彼は停車場の人にメキネズの家はどこにあるかききました...
アミーチス 日本童話研究会訳 「母を尋ねて三千里」
...――それをききながら...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「小夜啼鳥」
...まるで副主席にでもなったような傲慢(ごうまん)な口のきき方をする...
海野十三 「人造人間戦車の機密」
...麻酔剤のききめである...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...紙幣の種類などを聴取(ききと)って...
江戸川乱歩 「五階の窓」
...まだ全くは咲ききらないのが何だか物足りない気持がした...
薄田泣菫 「独楽園」
...「かねておききおよびでもござりましょうが……」と...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...その目ききはすこしもちがわないで...
田中貢太郎 「青い紐」
...それはそのまえからお遊さんが妹夫婦とあまりいききをしすぎるということが小曾部の方はなんともいうものはござりませなんだが粥川家の方でしゅうとめや親類のあいだにぽつぽつうわさのたねになっておりましてお静さんの気が知れないというようなことを申す者が出てまいりました...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...ほとんど徹宵(よっぴて)付ききりで二人の看護婦を督励し...
徳田秋声 「縮図」
...その割に合わぬ声を不作法に他人様の御聞(おきき)に入れて何らの理由もないのに罪もない鼓膜(こまく)に迷惑を懸(か)けるのはよくせきの事でなければならぬ...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...自分の独白にきき入る...
原民喜 「鎮魂歌」
...口の利方(ききかた)は老(ま)せた方で...
三島霜川 「昔の女」
...物音たてず土間での応待をききすました...
「小祝の一家」
...ゆうべは本当に生(なま)がききたかった...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...十六貫五百おありになるって? きのう咲からききました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そのうつらうつらの中であなたは喝采の音を遠くおききになりはしなかったかしら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...も一度おききしたいんですけれど...
室生犀星 「蜜のあわれ」
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