...彼は停車場の人にメキネズの家はどこにあるかききました...
アミーチス 日本童話研究会訳 「母を尋ねて三千里」
...此往來(ゆきき)の間に明になりぬ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...幸太夫に継いでの露国探険者たる一代の奇矯児(ききょうじ)寿安老人であった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...それは警察署の聴取書綴(ききとりしょつづり)のなかから発見したものであったが...
海野十三 「東京要塞」
...聞者(ききて)の紋三は相手の饒舌(にょうぜつ)が何を意味するものか...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...何の効目(ききめ)があるものか...
薄田泣菫 「茶話」
...ハンズは腿に受けた血の出ている大きな突傷(つききず)を繃帯し...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...例の空想をほしいままにしながら夫の言葉など上の空できき流していた...
――モウパンサン―― 辻潤訳 「頸飾り」
...お互いに往来(ゆきき)のできそうなお今の家庭が...
徳田秋声 「爛」
...すると、夫人は何一つ物を言わずに、彼の顔を見るなり、きき目のある、音のいい頬打ちを二つばかり食わしておいて、髪の毛をつかむと、三度ばかり、上から下へ引きむしった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...」「口をききましたか...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いつのまにか目をとじてしまっていながら先生のいるいないをよくききわけて「頭ばかりはっきりしてなんにもわかりませんからもう……」といった...
中勘助 「妹の死」
...今まで懇意に往来(ゆきき)していた誰彼の門戸が...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...駐日弁事処長とかいう仕事をしている人で趙滉という人の芸術に現れた日支民族性という話をききに出かけました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いい心地で雨の音をききながら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...切らせてくれと申してききません」甲斐は筆を措(お)いた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...武具の新調とか刀目利(かたなめきき)まで頼まれるしまつだった...
吉川英治 「私本太平記」
...あさはかにも欲しい一念から堅い口をききましたのでしょう...
吉行エイスケ 「女百貨店」
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