...彼は停車場の人にメキネズの家はどこにあるかききました...
アミーチス 日本童話研究会訳 「母を尋ねて三千里」
...根岸氏の可愛らしい小さい子息は、私につききりで、路傍に見えるいろいろな物を説明して、私をもてなしてくれ、その会話のある物は、私に了解出来た...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...そこにいるご用ききにばけた刑事さんは...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...お互に一ぱしの鑑定家(めきき)となるには...
薄田泣菫 「茶話」
...一向にききめがなく...
太宰治 「鉄面皮」
...笛の音(ね)にききとれて...
豊島与志雄 「銀の笛と金の毛皮」
...ばあや、なぜ泣くの、とききますと、こんどはほんとに声をたてて、あたしの肩をだいて泣きだしたんです...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...一人は悪魔の巨人のように口をきき...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...氏は付近の床屋で快い鋏(はさみ)の音を耳近くききながら...
橋本五郎 「地図にない街」
...Kの願いをきき入れて地位を失うか...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...スッポンが忽ち聴耳(ききみみ)を立てて...
牧野信一 「鬼涙村」
...昼の間は附ききりに附いているし...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トビアス・ミンデルニッケル」
...脱帽もしまいにききめがなくなる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...農夫がこのことをきき...
柳田國男 「日本の伝説」
...宇乃は付ききりで甲斐の看護をした...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...その声をききつけたものか...
夢野久作 「オシャベリ姫」
...味方もつづききれなかった...
吉川英治 「三国志」
...その利腕(ききうで)を...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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