...予が妹明子をこの色鬼(しきき)の手より救助す可し...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...ばらにききました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...一(ひと)ツ人の聞馴(ききな)れない...
泉鏡花 「印度更紗」
...この道具に対する自分の眼ききの不馴れから...
薄田泣菫 「小壺狩」
...だれかここへききにくるでしよう」「もし警察が入用だと言つたら...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...その男はたえず休みなしに、一人で口をきき、笑い、歌い、駄洒落(だじゃれ)を並べ、つまらぬ口笛を吹き、独語(ひとりごと)を言い、始終働いていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一しきり渡場へ急ぐ人の往来(ゆきき)も今では殆(ほとん)ど絶え...
永井荷風 「すみだ川」
...」と彼氏がききます...
永井荷風 「ひかげの花」
...最後まで御興深げにおきき頂いたので...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...きき慣れた跫音がその次にともなう動作をすぐ予想した...
原民喜 「冬日記」
...――でも、ぼく自身からはあの男にけっして知らせまい、と思ったのです」「それで、今はまた考えを変えたというのか」と、父はきき、大きな新聞を窓べりに置き、その上に眼鏡を置くと、片手でそれをおおった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「判決」
...頸筋(くびすぢ)の突疵(つききず)など色々あれども...
樋口一葉 「にごりえ」
...シカシ上野公園に来着いた頃にはまた口をきき出して...
二葉亭四迷 「浮雲」
...」とききました...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...濡れた? ときき...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...クインティリウス・ウァルスの指揮の下にある味方が戦争にまけたときき...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...荒れ狂う飢饉(ききん)疾疫(しつえき)のさなかにおいて...
柳田国男 「海上の道」
...その舌先の効目(ききめ)もなく...
吉川英治 「剣難女難」
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