...頭脳が麻痺(まひ)してしまったのだ...
海野十三 「暗号数字」
...それは彼が麻痺状態(まひじょうたい)に陥(おちい)ったがためであった...
海野十三 「超人間X号」
...網膜が麻痺したようになって...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...あらゆる神経が麻痺して...
江戸川乱歩 「鬼」
...ガンは深く根を張るが麻痺は私の弱いももを震わせるが肩の恐ろしい塊が起き上がるがたるんだ歯肉から歯が落ちる...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...からだのどこかが麻痺(しび)れて知覚がない...
相馬泰三 「六月」
...大勢の婦人たちが麻痺(しび)れたような結果に陥っているのでして...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...手が麻痺(しび)れる」「何と言っていられるのです? 大分昂奮していられるようですが」と医者が尋ねた...
橘外男 「葛根湯」
...一部の神経が麻痺(まひ)して腰が立たなくなったり...
寺田寅彦 「鎖骨」
...これを局部に通すと一時そこが麻痺してしまう...
寺田寅彦 「話の種」
...みんな甘い城のお酒で身体が麻痺してしまったようになっていました」「それでソルティーニは?」と...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...感覚が麻痺したようなこの地では新たな興奮を呼び起こすのは容易ではない...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...……頭が麻痺したようになって...
久生十蘭 「金狼」
...片方の手が麻痺した人が...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...嵐の中でそれだけが麻痺(まひ)したようになっている一枚の木の葉を不思議そうに見守っている自分の眼つきから不意とその夫の意外な抗議を思い出したのだった...
堀辰雄 「菜穂子」
...全身が麻痺して立つことが出来なくなるからだというのである...
武者金吉 「地震なまず」
...恐怖のため感覚が麻痺(まひ)していて...
山本周五郎 「さぶ」
...本能的な恐怖のために判断が麻痺(まひ)する...
和辻哲郎 「地異印象記」
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