...満腹はするがちっともうまくないので...
石川欣一 「飢えは最善のソースか」
...」僕はその笑いこける理由がちっとも分らないので...
大杉栄 「日本脱出記」
...食(しょく)がちっともすすまぬ様子で...
太宰治 「おさん」
...僕には詩というものがちっともわからぬけれども...
太宰治 「パンドラの匣」
...肺がちっと弱いから用心しろと言われたから...
徳田秋声 「あらくれ」
...後腹がちっとも痛めないし...
戸田豊子 「鋳物工場」
...窓の前を通る時二人の話を熱心に聞いてみたがちっともわからない...
夏目漱石 「三四郎」
...風景(けしき)がちっとも眼に這入(はい)らないで...
林芙美子 「魚の序文」
...もらいがちっとも無い...
林芙美子 「新版 放浪記」
...この上面白いことがちっともなくなってもかまわないわ!』と...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...我が身を救っても事態がちっとも好転しないことだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...ジョリクールの声がちっともしないので...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...模型はがちっと鳴って奇体な船のような形になりました...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...金がちっとも無かった...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
...日本語がちっとも読めず...
宮本百合子 「狐の姐さん」
...おんなという感覚がちっとも頭に来なくて...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...それがちっとも面白くない...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...その近所の村々で雨が降らないためにお米がちっとも出来なくて百姓が大変に困ったことがありました...
夢野久作 「ツクツク法師」
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