...がたんと搖(ゆ)れるから...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...いい図柄や色気のものがたんとあって...
上村松園 「土田さんの芸術」
...がたんとはげしく床にぶっつかりました...
海野十三 「怪塔王」
...さっき、丁度(ちょうど)この真上の甲板あたりで、がたんと、大きな音がしたんだ...
海野十三 「火薬船」
...やがてがたんと手応(てごた)えがあった...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...二メートル四方ほどの壁ががたんと下におちた...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...がたんという音とともに...
海野十三 「電気鳩」
...つづいてがたんがたんと...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...がたんとしめました...
海野十三 「豆潜水艇の行方」
...その窓のがらす戸がふいにがたんとはねあきました...
鈴木三重吉 「一本足の兵隊」
...これがたんと植わつてゐて...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...猿公(えてこう)がたんと集まつて来ると...
薄田泣菫 「茶話」
...お客がたんとつきましてな――なんにも知らんとな」と...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...がたんと動き出すか出さないうちに...
谷崎潤一郎 「恐怖」
...今年もとうとう縁が纏(まと)まらずに終るのでしょうかまだ書きたいことがたんとあるような気がしますけれども今日はこれぐらいにしておきます...
谷崎潤一郎 「細雪」
...がたんと言うアイロンの粗雑(がさつ)な響が...
徳田秋声 「あらくれ」
...それから後はもう自分の泉には水がたんとは溜まらない...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...しかしもうちよつと思ひ出せない種類の花がたんとあつたことを浮べながら...
堀辰雄 「おもかげ」
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