例文・使い方一覧でみる「がぜん」の意味
スポンサーリンク...一雨（ひとあめ）欲（ほ）しいぜ……」俄然（がぜん）として額を叩いて... 
泉鏡花 「浮舟」
...そこで事件は俄然（がぜん）複雑な雲行きとなって...
海野十三 「キド効果」
...ここで問題は俄然（がぜん）表沙汰（おもてざた）になり...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...俄然（がぜん）アンドレイ...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...………」幸子は俄然（がぜん）眼の前に陥穽（おとしあな）が開いたような気がした...
谷崎潤一郎 「細雪」
...江戸時代とまたその以前からの伝説を継承した東京市中各処の地名には少しく低い土地には千仭（せんじん）の幽谷を見るように地獄谷（じごくだに）（麹町にあり）千日谷（せんにちだに）（四谷鮫ヶ橋にあり）我善坊（がぜんぼう）ヶ谷（だに）（麻布にあり）なぞいう名がつけられ...
永井荷風 「日和下駄」
...俄然（がぜん）として...
中里介山 「大菩薩峠」
...「え？」と小野さんは俄然（がぜん）として我に帰る...
夏目漱石 「虞美人草」
...俄然（がぜん）として半鐘（はんしょう）の音を聞くとすると...
夏目漱石 「行人」
...がぜん再度の英米緊張をもたらす...
服部之総 「黒田清隆の方針」
...がぜん上海租界の大問題となった...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...がぜん有名になった...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...豪華な衣装がぜんぶ隠れた...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...ただ「御落胤出現」なる一事を以て俄然（がぜん）いろめき立ったものだろう...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...庁内は俄然（がぜん）として極度の緊張を示し...
夢野久作 「暗黒公使」
...夕刊電報号外号外」この二枚の号外を応接室の椅子の中で事務員の手から受取った東京駐箚（ちゅうさつ）××大使は俄然（がぜん）として色を失った...
夢野久作 「人間レコード」
...がぜん羽振りをふるい出し...
吉川英治 「私本太平記」
...桂川だ」「桂川？」俄然（がぜん）...
吉川英治 「新書太閤記」
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