...此の村を騒がせた放火の犯人はつかまつたのです...
伊藤野枝 「火つけ彦七」
...「おさわがせして...
海野十三 「太平洋魔城」
...僕お宅まで送ってあげますから」青年がせき立てても...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...供には挟(はさ)み箱(ばこ)や長刀(なぎなた)などを担がせた...
薄田泣菫 「茶話」
...ゆるくあけて瞼(まぶた)をぷるぷるそよがせてみたり...
太宰治 「逆行」
...ときどきレイルを軋(きし)ませて通り過ぎる電車のひびきに葉をそよがせて立っているまん中...
谷譲次 「踊る地平線」
...なんとなく払(はら)いきれぬ不安がせまってきた...
壺井栄 「二十四の瞳」
...南瓜(かぼちや)や糸瓜(へちま)のうす白く粉をふいたやうな苗が楕円形の二葉をそよがせてるのを朝晩ふたりして如露で水をかけてやる...
中勘助 「銀の匙」
...ここに外国にさがせないものが発生した...
中井正一 「大衆の知恵」
...強請(ゆすり)の片棒を担がせられちゃ敵(かな)わない」「そう言うな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...死體の肌を押し脱がせました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...我が子・平次とにかく銭形平次ではよく稼がせて頂いた...
野村胡堂 「平次と生きた二十七年」
...鉄砲をかつがせたり調練をさせたりして...
長谷川時雨 「西川小りん」
...青い眉の剃りあとがせまるように明瞭(はっき)りと見えた...
本庄陸男 「石狩川」
...婆(ば)あさんが草鞋(わらぢ)を脱(ぬ)がせて...
森鴎外 「大塩平八郎」
...わたくしを一人で稼がせては濟まない/\と申してをりました...
森林太郎 「高瀬舟」
...そのたびごとに胸がせつなくなり...
山本周五郎 「季節のない街」
...雍城(ようじょう)へは孫礼をやって防がせよう」即座に彼は...
吉川英治 「三国志」
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