...炭俵をがさがささせて...
秋田雨雀 「三人の百姓」
...がさがさに乾(ひ)からびて...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「もみの木」
...がさがさ笹にさわる音がして...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...四辺(あたり)が一面に物騒がしくがさがさと鳴りだした...
田中貢太郎 「鍛冶の母」
...細君は隅の暗い処でトランクを開けて何かがさがさと出していた...
田中貢太郎 「警察署長」
...暗い中にがさがさと物音をさして...
田中貢太郎 「地獄の使」
...垣根道には反(そり)かえった落葉ががさがさと転(ころ)がって行く...
田山花袋 「蒲団」
...がさがさしてる癖に...
徳田秋声 「あらくれ」
...がさがさした縁の板敷きに雑巾(ぞうきん)がけをしたり...
徳田秋声 「爛」
...」上の方でがさがさやっていたところから...
豊島与志雄 「鳶と柿と鶏」
...それで平気でがさがさと...
中谷宇吉郎 「鉛筆のしん」
...何かがさがさ動いている...
平林初之輔 「夏の夜の冒険」
...がさがさと溜(たま)った落葉がひっかきまわされるような音がきこえた...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...籠(かご)の鶉(うずら)もまだ昼飯を貰(もら)わないのでひもじいと見えて頻りにがさがさと籠を掻(か)いて居る...
正岡子規 「飯待つ間」
...」がさがさした、けれども親切そうな、大人の声が、二人のうしろで聞えました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...がさがさと幼児が一人這(は)い出してきたのを見てびっくりして急いで山を走り降った...
柳田国男 「山の人生」
...城太郎はがさがさと攀(よ)じ登って行った...
吉川英治 「宮本武蔵」
...がさがさ彼のまわりにたかって来る...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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