...突然しげみの中でがさがさいうのは...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...がさがさ笹にさわる音がして...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...皮膚がいやにがさがさし...
海野十三 「大脳手術」
...がさがさと木の枝が動いて...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...四辺(あたり)が一面に物騒がしくがさがさと鳴りだした...
田中貢太郎 「鍛冶の母」
...がさがさと云う音が直ぐ傍で聞えた...
田中貢太郎 「狐の手帳」
...暗い中にがさがさと物音をさして...
田中貢太郎 「地獄の使」
...がさがさやつて、ずつと先の路に出た...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...それで平気でがさがさと...
中谷宇吉郎 「鉛筆のしん」
...内部はがさがさになっている...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...敲くたびに杖の先が薄を薙(な)ぎ倒してがさがさ音を立てる...
夏目漱石 「虞美人草」
...がさがさした芸術派であるのに比べて...
平林初之輔 「文芸は進化するか、その他」
...籠(かご)の鶉(うずら)もまだ昼飯を貰(もら)わないのでひもじいと見えて頻りにがさがさと籠を掻(か)いて居る...
正岡子規 「飯待つ間」
...『がさがさして自分の手のやうでないの……一寸ほら!』と...
水野仙子 「四十餘日」
...がさがさした落葉のような音がしたので...
室生犀星 「香爐を盗む」
...足はがさがさして鹿の足のごとく...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...がさがさと裏の林のあたりから落葉を踏む跫音と人声とが近づいて...
吉川英治 「親鸞」
...彼の手は握ると少しがさがさしている...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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