...がさがさと袋を揺(ゆす)って...
泉鏡花 「海異記」
...何かがさがさした小さなものが手指に触れた...
梅崎春生 「桜島」
...がさがさと何かがはいりこんで来たので...
海野十三 「恐竜島」
...毛根にがさがさするほど血らしきものがこびりついていた...
海野十三 「地球発狂事件」
...二人は小さな落葉のがさがさと音のする路(みち)を通って...
田中貢太郎 「草藪の中」
...此処にあるよ」総領女(むすめ)の手にがさがさした皮膚の荒い手首が触れた...
田中貢太郎 「白い花赤い茎」
...がさがさしてるか触ってごらん」総領女はまた戸の破れから手をだして見た...
田中貢太郎 「白い花赤い茎」
...何かがさがさと音でもすると心をびくびくさして...
田中貢太郎 「魔王物語」
...がさがさの高い声があいづちをうった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...いつでもはあ枝(えだ)なんざがさがさやつて天邊(てつぺん)の方(はう)で呶鳴(どな)つたりなにつかしてたんだつけが...
長塚節 「土」
...グレゴールのたくさんの小さな脚はがさがさいった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...がさがさしている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...がさがさした砂地(すなじ)の高原で...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...がさがさいふ音が...
村山籌子 「うさぎさん と おほかみさん」
...がさがさな象の背中越しに...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...その時がさがさと云う音がしたそうだ...
森鴎外 「鼠坂」
...「がさがさいうな...
山川方夫 「演技の果て」
...がさがさと歩いて来た四...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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