...馬の脚だけは勘忍(かんにん)して下さい...
芥川龍之介 「馬の脚」
...どうかかんにんして下さい...
芥川龍之介 「三つの宝」
...かんにんしとくなはれや...
薄田泣菫 「茶話」
...かんにんしてね...
太宰治 「愛と美について」
...「かんにんして、ね」「だめよ、お酒飲みの真似なんかして」男の酔いは一時にさめた...
太宰治 「あさましきもの」
...堪忍(かんにん)してくれはるわな」「何が?」「あたしが不注意やってんわ」「そんなことがあるもんか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...なにぶん先君の御連枝(ごれんし)のことでござりますから秀吉公もかんにんあそばされ...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...ここで堪忍(かんにん)したところが竜之助の器量が下るわけでもあるまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうぞ堪忍(かんにん)してあげて下さいまし」宇津木兵馬は船の中でお君がよく知合いの人でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...堪忍(かんにん)しておくれ」「いいえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...もはや堪忍(かんにん)が成り難い...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかししまいには堪忍(かんにん)してくれと云い出した...
夏目漱石 「行人」
...ウィリアムは怒って夜鴉の城へはもう来ぬと云ったらクララは泣き出して堪忍(かんにん)してくれと謝した事がある...
夏目漱石 「幻影の盾」
...かんにんしてねえ...
三好十郎 「胎内」
...かんにんして……」「おら...
吉川英治 「銀河まつり」
...もうその堪忍(かんにん)はしつくした...
吉川英治 「神州天馬侠」
...かんにんして! ……わたしが悪いの」「ま...
吉川英治 「新・水滸伝」
...かんにんして下さい」お吉は...
吉川英治 「親鸞」
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