...艱難(かんなん)汝を玉にす...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...いとしき御方(おんかた)と苦労(くろう)艱難(かんなん)を共(とも)にするのが女(おんな)の勤(つと)めと...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...艱難(かんなん)の数時間が過ぎ...
梅崎春生 「腹のへった話」
...このたびの大戦に当って幾十万の大兵を送って英国の艱難(かんなん)に赴かしむるという誠実の表示を為したのであるから...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...これ冬の雪中一ツの艱難(かんなん)なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...総(そう)じて他人(たにん)の艱難(かんなん)に対(たい)しては...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...国歩艱難(かんなん)にして策未(いま)だ成(な)らず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...すなわち辛苦艱難(しんくかんなん)に堪える...
新渡戸稲造 「自警録」
...その食物を得るには痛く艱難(かんなん)せねばならぬ...
新渡戸稲造 「デモクラシーの要素」
...この若くて艱難(かんなん)をした新領主に楯(たて)を突く心は微塵(みじん)もなくなっていたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...維新前の国事艱難(こくじかんなん)なおりには...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...ずらかるのに気づかんなんて...
火野葦平 「花と龍」
...艱難(かんなん)...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...したがって艱難(かんなん)は発明の母ともいうが...
南方熊楠 「十二支考」
...暫時の間に無量の艱難(かんなん)を閲(けみ)し尽す媒(なかだち)なりける...
森鴎外 「舞姫」
...かくばかり御艱難(ごかんなん)をしのばせたもう……広岡さまのお話を伺いながら...
山本周五郎 「日本婦道記」
...そうした辛苦艱難(しんくかんなん)を経てヤッと高知市に到着すると...
夢野久作 「近世快人伝」
...どんな艱難辛苦(かんなんしんく)もいとうまいな」「いといませぬ...
吉川英治 「神州天馬侠」
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