...いとしき御方(おんかた)と苦労(くろう)艱難(かんなん)を共(とも)にするのが女(おんな)の勤(つと)めと...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...あらゆる艱難(かんなん)と戦って...
有島武郎 「小作人への告別」
......
有島武郎 「星座」
...どんな大きな艱難(かんなん)に耐えどんなに大きな犠牲を払ってきたか...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...総(そう)じて他人(たにん)の艱難(かんなん)に対(たい)しては...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...この弟子たちと一緒に艱難(かんなん)を冒して布教に歩いて来た...
太宰治 「駈込み訴え」
...女ひとり永年艱難辛苦(かんなんしんく)の末...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...古いシナ人の言葉で「艱難(かんなん)汝(なんじ)を玉にす」といったような言い草があったようであるが...
寺田寅彦 「災難雑考」
...それは幾世紀もの不幸艱難(かんなん)の所産であって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...艱難(かんなん)に堪え得た彼女の体が生みだした成功と名誉である...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...艱難辛苦(かんなんしんく)のその心を痛むるなく...
福田英子 「妾の半生涯」
...暫時の間に無量の艱難(かんなん)を閲(けみ)し尽くす媒(なかだち)なりける...
森鴎外 「舞姫」
...苦痛や艱難(かんなん)を我々の交わりから遠くに追っぱらおうではないか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...お貰いだよ」「その辺まことに御艱難(かんなん)...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...いかに寿命(じゅみょう)のちぢまるような艱難辛苦(かんなんしんく)をなめたかは...
吉川英治 「黒田如水」
...父や兄が呉の国を建てた当初の艱難(かんなん)をわすれずに...
吉川英治 「三国志」
...どうやってその艱難(かんなん)に耐えたろうか...
吉川英治 「私本太平記」
...芽生えにうけたその憂き艱難(かんなん)を...
吉川英治 「新書太閤記」
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