...しかしながら沖縄人がこういう所に到達するまでには幾多の艱難(かんなん)に遭遇したという事を知らなければなりません...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...いかなれば艱難(かんなん)におる者に光を賜い...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...すなわち艱難(かんなん)にある友に向ってはかくの如く語るべからずと教えたのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...艱難(かんなん)の数時間が過ぎ...
梅崎春生 「腹のへった話」
...艱難(かんなん)に堪えて強く生きている道産子のように...
高見順 「いやな感じ」
...その理想ゆえに艱難辛苦(かんなんしんく)をつぶさに嘗(な)め...
太宰治 「めくら草紙」
...これだけの艱難辛苦(かんなんしんく)によって一等三角網が完成される...
寺田寅彦 「地図をながめて」
...あらゆる艱難(かんなん)に黙って堪えてゆく雄々しい忍従的な彼女の姿を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...艱難(かんなん)のために人が変ったかと思われた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...艱難(かんなん)だけを共にし合って...
中里介山 「大菩薩峠」
...艱難(かんなん)誘惑(ゆうわく)を仮想的に描いて...
新渡戸稲造 「自警録」
...その食物を得るには痛く艱難(かんなん)せねばならぬ...
新渡戸稲造 「デモクラシーの要素」
...艱難(かんなん)のうちに積み上げたのである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...彼らがこの艱難(かんなん)のとき大人であったというのは...
本庄陸男 「石狩川」
...陛下おんみずからも艱難(かんなん)に打ち克(か)ち...
吉川英治 「三国志」
...過去の艱難(かんなん)を思い出していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...民心は艱難(かんなん)を覚悟し...
吉川英治 「新書太閤記」
...万吉がどれほどの艱難(かんなん)苦労をし...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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