...あの甘草(かんぞう)という薬草(やくそう)の粉末(こな)を少(すこ)し加(くわ)えましたが...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...四年前に発明された速記術がその頃漸(ようや)く実際に応用されて若林蔵(かんぞう)の速記した円朝(えんちょう)の『牡丹燈籠(ぼたんどうろう)』が出版されて活(い)きた口話の実例を示したのが俄に言文一致の機運を早めたのは争えない...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...これがかんぞうだ...
高山毅 「福沢諭吉」
...小平めは」其処へ関口官蔵(せきぐちかんぞう)と中間(ちゅうげん)の伴助(はんすけ)が...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...百草園田の畔(くろ)に赭(あか)い百合(ゆり)めいた萱草(かんぞう)の花が咲く頃の事...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...一八九六年頃から肝臓癌(かんぞうがん)の症状が著しくなり...
野村胡堂 「楽聖物語」
...甘草(かんぞう)の五味だけ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...松の甘皮と胡麻(ごま)と甘草(かんぞう)で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのころ若林蔵(わかばやしかんぞう)子を始めとして当時の速記界の第一流人が挺身...
正岡容 「我が圓朝研究」
...凶年に甘草(かんぞう)掘るとて餓えた羌人(きょうじん)群に捕われ...
南方熊楠 「十二支考」
...早い萱草(かんぞう)やつめくさの芽(め)にはもう黄金(きん)いろのちいさな澱粉(でんぷん)の粒(つぶ)がつうつう浮(う)いたり沈(しず)んだりしています...
宮沢賢治 「イーハトーボ農学校の春」
...牛の肝臓(かんぞう)もケンネ脂(あぶら)に包まれている腎臓(じんぞう)も心臓も胃袋も料理法次第で結構に戴けますから安直なお料理は沢山出来ます...
村井弦斎 「食道楽」
...白い肉の魚とは鰈(かれい)とか比目(ひらめ)とか鱈(たら)とかいうもので脂肪分は肝臓(かんぞう)にあるから肉の方は消化が易(やす)い...
村井弦斎 「食道楽」
...ジストマに罹った鮒(ふな)を食べると人の肝臓(かんぞう)にもジストマが発生して危険な事もある...
村井弦斎 「食道楽」
...単衣(ひとえ)も萱草(かんぞう)色を着て...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...中に萱草(かんぞう)色という透明な明るさのある色を着た...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...燃え立つような甘草(かんぞう)の花だの...
夢野久作 「ココナットの実」
...甘草(かんぞう)に...
夢野久作 「爆弾太平記」
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