...意地(いじ)の弱い葉子の父だけは孫のかわいさからそっと赤ん坊を葉子の乳母(うば)の家に引き取るようにしてやった...
有島武郎 「或る女」
...子のかわいさにおいては...
高神覚昇 「般若心経講義」
...わが子かわいさに...
高神覚昇 「般若心経講義」
...赤ん坊のかわいさは...
壺井栄 「柿の木のある家」
...この不思議な動物の美しさとかわいさをいくらかでも知らせる手引き草として見たときには立派に成効したものと言ってもいいかと思われるのである...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...罪のない娘三人がかわいさうだ...
永井荷風 「来訪者」
...おれはかわいさうな雲雀の巣をながめた...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...集金(あつめ)に行(ゆ)くうちでも通新町(とほりしんまち)や何かに随分可愛想(かわいさう)なのが有るから...
樋口一葉 「たけくらべ」
...それは貴孃(あなた)が當人(たうにん)を見(み)ぬゆゑ可愛想(かわいさう)とも思(おも)ふか知(し)らねど...
一葉女史 「ゆく雲」
...夢じゃない……すぐ届けりゃよかったんですが……」「子のかわいさにひかされて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...えもいわれぬかわいさ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...子のかわいさは誠なりけり...
正岡容 「寄席」
...娘のかわいさからこれほどまでに誠意を見せた待遇を自分にしてくれるのだと思うと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...かわいさうなあひるさん...
村山籌子 「あひるさん の かみのけ」
...かわいさうで堪(たま)らなくなりました...
村山籌子 「おもちや の めがね」
...あひるさんは小ぐまさんをかわいさうに思つて...
村山籌子 「小ぐまさん の かんがへちがひ」
...小ぐまさんは涙で目がみえないので、お猫さんだとはしらず、自分の心配をすつかりはなしましたら、お猫さんは「かわいさうに、かわいさうに...
村山籌子 「小ぐまさん の かんがへちがひ」
...かわいさうなぐうみの木...
村山籌子 「トントンピーピ」
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