例文・使い方一覧でみる「かれん」の意味

...指の先がささくれるまで編み針を動かした可憐（かれん）な少女も... 指の先がささくれるまで編み針を動かした可憐な少女もの読み方
有島武郎「或る女」

...司（つかさ）たち王（おう）たちの前（まえ）に曳（ひ）かれん... 司たち王たちの前に曳かれんの読み方
太宰治「斜陽」

...」という可憐（かれん）な言葉に酔わされて... 」という可憐な言葉に酔わされての読み方
太宰治「パンドラの匣」

...『赤煉瓦（あかれんが）』を流しこんでいてさ... 『赤煉瓦』を流しこんでいてさの読み方
徳永直「工場新聞」

...落花落葉虫語鳥声等の単純可憐（かれん）なる日本的自然の音楽とに対して... 落花落葉虫語鳥声等の単純可憐なる日本的自然の音楽とに対しての読み方
永井荷風「江戸芸術論」

...蠶豆（そらまめ）の花（はな）も可憐（かれん）な黒（くろ）い瞳（ひとみ）を聚（あつ）めて羞（はづ）かし相（さう）に葉（は）の間（あいだ）からこつそりと四方（はう）を覗（のぞ）く... 蠶豆の花も可憐な黒い瞳を聚めて羞かし相に葉の間からこつそりと四方を覗くの読み方
長塚節「土」

...その下に催主（さいしゅ）裸連（はだかれん）と記してある... その下に催主裸連と記してあるの読み方
夏目漱石「思い出す事など」

...宗助（そうすけ）は此（この）可憐（かれん）な自白（じはく）を何（ど）う慰（なぐ）さめて可（い）いか分別（ふんべつ）に餘（あま）つて當惑（たうわく）してゐたうちにも... 宗助は此可憐な自白を何う慰さめて可いか分別に餘つて當惑してゐたうちにもの読み方
夏目漱石「門」

...何といふ可憐（かれん）な... 何といふ可憐なの読み方
新美南吉「良寛物語　手毬と鉢の子」

...可憐（かれん）な奉公人の子供は... 可憐な奉公人の子供はの読み方
萩原朔太郎「郷愁の詩人　与謝蕪村」

...純日本的な可憐（かれん）な女を... 純日本的な可憐な女をの読み方
萩原朔太郎「小泉八雲の家庭生活」

...それらの可憐（かれん）な小さな花を敢（あ）えて踏みにじって... それらの可憐な小さな花を敢えて踏みにじっての読み方
堀辰雄「幼年時代」

...なぜそんな必然の結果にお気が付かれんであろうか... なぜそんな必然の結果にお気が付かれんであろうかの読み方
牧野富太郎「植物記」

...まだ生きていた時の可憐（かれん）さと少しも変わっていなかった... まだ生きていた時の可憐さと少しも変わっていなかったの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...いっそう可憐（かれん）に... いっそう可憐にの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...その声が非常に可憐（かれん）であって... その声が非常に可憐であっての読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...海軍参考館の赤煉瓦（あかれんが）がいかめしく立ちはだかっている... 海軍参考館の赤煉瓦がいかめしく立ちはだかっているの読み方
森鴎外「普請中」

...すべて自由であり可憐（かれん）であり美麗である... すべて自由であり可憐であり美麗であるの読み方
柳宗悦「工藝の道」

👨話題の人々👩