...昔から下手(へた)なお世辞の言葉として使い古され...
太宰治 「徒党について」
...紙袋に入れたもぐさの塊(かたまり)から一ひねりずつひねり取っては付けるから下手(へた)をやると大小ならびにひねり方の剛柔の異同がはなはだしく...
寺田寅彦 「自由画稿」
...向うの山から下手の谷間まで...
豊島与志雄 「道連」
...ブラブラ患いをしているから下手人と判っても...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...證據のねえところから下手人を擧げるんだ」「へエ――」二人は先づ横山町の徳力屋へ――...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...別に甘い細工をして外から下手人が入ったと思わせる心算じゃなかったのさ」「なるほどね」「翌る日になると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昔から下手人(げしゅにん)に足のなかった例(ため)しはないよ」平次ははなっからこれを生きている人間の仕業と見抜いている様子です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昔から下手人に足のなかつた例しはないよ」平次ははなつからこれを生きて居る人間の仕業と見拔いてゐる樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...顎(あご)の下から下手人を攫(さら)つたのが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――俺の方は此處へ來る前から下手人の當りをつけて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...外から下手人が入つたのでなければ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...外から下手人が入ったのでなければ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...後ろから下手人が忍んで來て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...上手から下手にかけて白木あるいは黒木の柵が厳重に門に取り付けられて設けられている...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...上手から下手へかけて一面の森林で...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...浮いている代物だから下手(へた)をすると仰向けに自分がざんぶと水の中...
山本笑月 「明治世相百話」
...「尊氏は以前から戦にかけてはから下手よ...
吉川英治 「私本太平記」
...諜者(ちょうじゃ)はから下手(べた)じゃの...
吉川英治 「神州天馬侠」
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