...からだつきこ細くてかそぺないはでし...
太宰治 「雀こ」
...それこれと当時の事を思い出すにつけて兼太郎は娘のお照が顔立は母に似ているが身体付(からだつき)は自分に似たものかそれほどデクデクもしていないのを見ると共に...
永井荷風 「雪解」
...いかにも背のすらりとした痩せすぎな若い娘のからだつきをさへ思はせるやうな...
堀辰雄 「おもかげ」
...からだつきはむしろ細いほうだから...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...書くときにこの少年のからだつきを手本にすること...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...ほっそりしたからだつきである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...からだつきが子供っぽくないと...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...お房は顔立(かほだち)なら體格(からだつき)なら...
三島霜川 「平民の娘」
...からだつきと動作にどこか調子のこわれたような所ができている)伴 ……そこへ...
三好十郎 「その人を知らず」
...快調きわまりない軽いからだつきになって何かが急に食いたくなった...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...ブルの顔とからだつきを見ると...
山中峯太郎 「小指一本の大試合」
...この猛犬の「ブルドッグ」と、いまみんなが「なまいき」だというブルとは、顔も、からだつきも、かみついたら、死んでもはなさないというすごい性質まで、そっくり似てるんだ...
山中峯太郎 「小指一本の大試合」
...小柄のきりっと緊ったからだつきで顔かたちもよく...
山本周五郎 「菊千代抄」
...柔軟のなかに発条(ばね)のような弾力を思わせるからだつきだった...
山本周五郎 「新潮記」
...左近はゆったりと肉の厚いからだつきで...
山本周五郎 「新潮記」
...骨ぼその手弱(たお)やかなからだつきで...
山本周五郎 「日本婦道記」
...ゆったりとしたからだつきと...
山本周五郎 「日本婦道記」
...からだつき小さく弱々しいが...
吉川英治 「私本太平記」
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