...君は演技なんてからきしで...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...空中ではからきし...
海野十三 「太平洋魔城」
...さういふ男でも一生の間(うち)に少くとも二度はからきし女を理解し得ない時期があるものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...からきし逞しくなんかないんだから...
高見順 「如何なる星の下に」
...お酒を飲んでゐない時には意気地が無くてからきし駄目でも...
太宰治 「お伽草紙」
...からきし意気地が無いんですね...
太宰治 「お伽草紙」
...からきし駄目になった...
太宰治 「作家の像」
...からきし駄目なのよ...
徳田秋声 「爛」
...からきし意気地なしの...
中里介山 「大菩薩峠」
......
原民喜 「かげろふ断章」
...あのたはけた恋でおれの頭はからきし阿呆になつてゐたんだよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...僕はからきし意気地(いくじ)がなくなって...
堀辰雄 「雪の上の足跡」
...からきし殺風景な男世帯...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...からきしそんなものがない代りに...
三好達治 「銀座街頭」
...あたしがいないではからきし意気地がないの...
矢田津世子 「神楽坂」
...からきし駄目だね...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
...金十郎は、のみこんで、「破歌(はうた)の入門か」「いえ、その方は、からきし、不器ッちょな人間でございまして――」「ム、そうか...
吉川英治 「脚」
...「おまえさんの燈籠(とうろう)のほうは、女子供が相手だから、さだめし毎日たくさんの売上げがありましたろう」「どうしてどうして、あの鬼玄蕃(おにげんば)というご城内の悪侍(わるざむらい)のために、今年はからきし、商(あきな)いがありませんでした」「ゆうべもわたしがかえったあとで、だれかが、あいつらに斬られたということですが、ほんとでしょうかね」「そんなことは珍しいことじゃありませんよ...
吉川英治 「神州天馬侠」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??