...左側からあげてみると...
梅崎春生 「庭の眺め」
...あたしからあげてもいいわ」「莫迦(ばか)なことを……」そういって私は席に戻った...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...容疑者を片っぱしからあげようと言ってた」容疑者のなかに俺の名も出ていたのではないか...
高見順 「いやな感じ」
...お湯からあげて着物を着せる時には...
太宰治 「十二月八日」
...昨夜(ゆうべ)の飲み残りがあるからあげましょう...
田中貢太郎 「参宮がえり」
...人類学といえば僕は一つ面白いアイデアを持っているからあげよう...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...廻り遠(どほ)や此処(ここ)からあげまする...
樋口一葉 「たけくらべ」
...廻り遠や此處からあげまする...
樋口一葉 「たけくらべ」
...廻(まわ)り遠(どほ)や此處(こゝ)からあげまする...
樋口一葉 「たけくらべ」
...地内の空地からあげる烏凧が十二...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...戦争に敗けてからあげたりするのはなぜなんですか」六右衛門さんはポケットに手をつっこんだままコクのある渋い笑いかたをした...
久生十蘭 「だいこん」
...金五郎は、二本の日本刀を、交互に、盥の中で、ころがしながら、ときどき、水からあげる...
火野葦平 「花と龍」
...あたしからあげたんですつて...
平出修 「二黒の巳」
...海水は砂の上からあげてくるだけではない...
山本周五郎 「さぶ」
...必要なときにはこっちからあげると云いましてね...
山本周五郎 「末っ子」
...まだ水からあげたばかりであろう...
山本周五郎 「日本婦道記」
...それは地中海からあげた素(す)のままとも思われない品...
吉川英治 「江戸三国志」
...内匠頭が――内匠頭がっ――』上ずった声を額からあげて...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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