...なんといっても小さくてかよわいので...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 大久保ゆう訳 「おやゆび姫」
...ゲルダのかよわい足は...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...かよわい腕(かいな)を撫下(なでお)ろす...
泉鏡花 「歌行燈」
...かよわい状(さま)は...
泉鏡花 「婦系図」
...相手がかよわい女なんだから...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...かよわいお嬢さんを...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...相手はかよわい女ひとりなのですから...
江戸川乱歩 「大金塊」
......
立原道造 「暁と夕の詩」
...妹はかよわい身一つで病人の看護もせねばならず世話のやける姪をかかえて家内の用もせねばならず...
寺田寅彦 「障子の落書」
...かよわい花弁がわずかな風にふるえていた...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...かよわいアルノー夫人によりかかりたがっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...かよわい肉體にひそむ彼女の性格の強烈さを證明するものであろう...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...お雪ちゃんがかよわい手で下ろそうとした鉄瓶を...
中里介山 「大菩薩峠」
...かよわいものをかばい...
久生十蘭 「奥の海」
...――かよわい女にはね」「もちろんですとも」こう云いかけて...
山本周五郎 「風流太平記」
...あわれなのは、こんな世代に、宿命づけられた、かよわい女、無智なる人の子、また、やりばない若さをもった鬱血児たちではあるまいか...
吉川英治 「大岡越前」
...かよわい腕の根へ打ち下ろす...
吉川英治 「鬼」
...かよわい足で、しかもはるかな旅を、どんな人々に付き添われて来たろうか...
吉川英治 「私本太平記」
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