...戦地の宿酔(ふつかよい)にちがいないのだ...
太宰治 「雀」
...常信寺はなかなかよい...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...彼女は二階の一室で宿酔(ふつかよい)のさめない松川に濃い煎茶(せんちゃ)を勧めていた...
徳田秋声 「仮装人物」
...こんどは提灯(かんばん)かりの通勤(かよい)だったので...
長谷川時雨 「お墓のすげかえ」
...例えば江戸市中の何処(どこ)の所に掘割(ほりわり)をして通船(かよいせん)の運上(うんじょう)を取るが宜(よろ)しいと云う者もあり...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...」経之は宿酔(ふつかよい)らしい弟の顔を見た...
室生犀星 「野に臥す者」
...あるいはそういう何かよいお仲間が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...経費三分の一を削減すると云われた」かよい療治はずっと以前に停止されていたのだ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...「かよい療治の停止」について...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...五助はかよいで、夕方には自宅へ帰るが、おまさはもちろん住込みであった...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...佐吉は店のかよい番頭ということにしてあった...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...かよい番頭をしていた店が潰れ...
山本周五郎 「さぶ」
...綱宗が新吉原へかよい始めて...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...……毎日かよい続けて七日めかの昏(く)れ方のことだ...
山本周五郎 「柳橋物語」
...なにかよい思案はないだろうか...
吉川英治 「三国志」
...てまえ孫立です」「なにかよい策があるとか聞いたが」「もし陣中へおつれ下さればです」「もちろん...
吉川英治 「新・水滸伝」
...こうなされたらいかがかの」「何かよいご一案でも」「ム...
吉川英治 「新・水滸伝」
...木曾路の通路(かよいじ)をたずねると...
吉川英治 「親鸞」
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