...○粥杖(かゆづゑ)○祝木(いはひぎ)○ほいたけ棒(ぼう)といふ物...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...渋柿)曙町より(二十六)風呂桶(ふろおけ)から出て胸のあたりを流していたら左の腕に何かしら細長いものがかすかにさわるようなかゆみを感じた...
寺田寅彦 「柿の種」
...「これは講中の者から贈ってよこしました花遊(かゆう)と申す美酒でございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...私自身にはなんとも、痛みも、痒(かゆ)みも、残るのではございませんが、人様がそうおっしゃって、私を慰めて下さるので気がつきます...
中里介山 「大菩薩峠」
...なぜかゆつくり見てゐることが出来なかつた...
中原中也 「良子」
...てつきり何かの不良記者かゆすりの類と考へ...
萩原朔太郎 「追憶」
...星影土右衛門という月代(さかゆき)のたった凄(すご)い男が...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...がつがつしている受刑者の前でそのかゆを食べているのは...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
......
山川登美子・増田雅子・與謝野晶子 「恋衣」
...粥(かゆ)を与えて始めて喫す...
南方熊楠 「十二支考」
...女はどんな時でもひややかに笑いながら男には手先だけほかゆるさないでつっついたり...
宮本百合子 「お女郎蜘蛛」
...盲腸は軽くて今もうおかゆですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...只今は赤くなってかゆがっていて可哀想です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いつの間にかおかゆをたべ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...粥(かゆ)にして食いのばした...
山本周五郎 「さぶ」
...「粟の粥(かゆ)ですが...
山本周五郎 「橋の下」
...――休之助は炭小屋で粥(かゆ)を啜(すす)っていた...
山本周五郎 「風流太平記」
...むず痒(かゆ)い...
吉川英治 「治郎吉格子」
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