...かぼそいながら至(いた)って御丈夫(おじょうぶ)であった為(た)め...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...かぼそいからだをつきさされたような気がしました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「人魚の姫」
...電車がゆれる度びにその大きな体をかぼそい娘さんの方にもたれかけて行きます...
伊藤野枝 「内気な娘とお転婆娘」
...かぼそい少年正太と...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...あのかぼそい身で...
海野十三 「超人間X号」
...ただ自分がかぼそい声をだして...
海野十三 「四次元漂流」
...かぼそい雲が流れるやうその葉巻から立ち昇る...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...かぼそい植物の繊毛に触れるやうな...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...ふだんの大きさに比べると情けないくらいかぼそいたくさんの足が自分の眼の前にしょんぼりと光っていた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...美術館で泣きだしたときのかぼそい声とは...
久生十蘭 「あなたも私も」
...かぼそい声でこたえたが...
久生十蘭 「奥の海」
...源内先生は、爪先をぶらぶらさせながら、かぼそい声...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...「ふとそのかぼそい肩を押へたとき...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...一二かぼそいからだと...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...かぼそい靴を爪立(つまだ)ててくるりと旋(めぐ)る弥生(やよひ)かな...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...そのかぼそい骨や火皿を微塵(みじん)に散らしました...
吉川英治 「江戸三国志」
...そのかぼそい手頸(てくび)を捻(ね)じ上げて...
吉川英治 「親鸞」
...かぼそい蓄電池燈とロウソク明り...
吉川英治 「随筆 新平家」
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