...気密服や兜(かぶと)も用意してあるが...
海野十三 「宇宙戦隊」
...すぐさま例の酸素かぶとの下にある口にあてて...
海野十三 「火星兵団」
...兜町(かぶとちょう)へ出ている父親の友達の内儀(かみ)さんに連れられて...
徳田秋声 「足迹」
...しまいには兜(かぶと)を脱ぐに違いない...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「先生の前にはこうして兜(かぶと)を脱いでいるんでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は自分の身体(からだ)にあう緋縅(ひおど)しの鎧(よろい)と竜頭(たつがしら)の兜(かぶと)さえ持っていた...
夏目漱石 「道草」
...かぶと虫のうしろの足をしばりました...
新美南吉 「小さい太郎の悲しみ」
...安雄さんがかぶと虫で...
新美南吉 「小さい太郎の悲しみ」
...話して見なきやわからねえが」「兜屋(かぶとや)の二番目の伜に祟りましたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あるのは 葉っぱの 多い オークの 切りかぶと...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「きつねめさんのはなし」
...兜(かぶと)をぬいだぜ」成信は笑ってなにも云わなかった...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...さいかち蟲やかぶと蟲でさへ...
横瀬夜雨 「べつ甲蜂」
...軍馬の上に、大地に、(かぶと)に、袖に、火の雨がそそがれ出したのである...
吉川英治 「三国志」
...戟の先を伸ばして曹操の(かぶと)の鉢金をこつんと軽く叩いた...
吉川英治 「三国志」
...自分のきている(かぶと)をつかんだまま離さないので...
吉川英治 「三国志」
...わがかぶッていた兜(かぶと)の吹き返しを左右二遍まで切られるほどな苦闘だったが...
吉川英治 「私本太平記」
...かぶとの眉廂(まびさし)から...
吉川英治 「新書太閤記」
...左門神の兜(かぶと)に突ッ立った矢を知ると...
吉川英治 「新・水滸伝」
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