...なんとなく入学して……と言った人もかなりいました...
上村松園 「画学校時代」
...出張の日がかなり多くて...
海野十三 「心靈研究會の怪」
...家にかなりな池を持つてゐる者があつたら...
薄田泣菫 「茶話」
...私もその作品はよく知ってかなり認めていた養老の作者ですから...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...だいぶ(むし)られもせずかなりの長さで引き続いているように思われた...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...(私はかなり落ち着いているつもりであったが...
谷崎潤一郎 「鍵」
...このアメリカ映画の話の筋は決してそう明るいものではなくむしろその奥底にはかなりに悲惨な現実の問題を提供しているはずのものであるのに...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...ただこの三つの条件だけでも自分のような弱い者にはかなりに多く神経の不愉快な緊張を感じさせる...
寺田寅彦 「電車と風呂」
...その後もうかなりの長い時日が経っているのであるが...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...独特な平たさと薄さとを持っていますよ」「それからまだほかには?」「あなたは鉱山で採鉱をかなりなすった...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...藝道の廃頽嘆くもおろかなり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...もう夜もかなり更(ふ)けていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...俺はかなり喜怒哀楽の変化の激しい人間である...
平出修 「公判」
...入りはかなりいゝが満員ではない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...かなりのものだつたが...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...かなり正確に測定され...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...わたしが生れつきかなりな程度にもっているこの無感覚*という特権を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かなり多く厳存(げんそん)していたものである...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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