...この接触から来る可也(かなり)強い刺戟を予想してゐた...
芥川龍之介 「世之助の話」
...その主題はかなり無視されてきている...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...かなり世間から騒がれたものでした...
薄田泣菫 「恋妻であり敵であつた」
...かなり歩き草臥(くたぶ)れたので...
薄田泣菫 「茶話」
...十年の博覧会に出品された象牙彫りの作品もかなりはあったが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...拾得者に対する贈与金としては充分であろうと考えたからにほかなりません...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...庄谷と房一の家とはかなり前まで遠い縁つゞきであつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...おそらく芭蕉以前かなり遠い過去にさかのぼることができるであろうということは...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...音楽の方はかなりまで好い加減に色々に変化させても...
寺田寅彦 「ラジオ雑感」
...」とファヴォリットはかなり手酷(てひど)くつぶやいた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...かなり大きな風窓がそこにあって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しかしながら放射能の減弱速度がかなり速いから...
永井隆 「長崎の鐘」
...かなり大切な手紙もあずかり...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...金沢華やかなりし頃...
正岡容 「寄席行燈」
...その足どりを見るとかなり酔っているらしく...
夢野久作 「ココナットの実」
...倶利伽羅坂(くりからざか)でもかなりヘトヘトになった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...かなりの修正を齎すように思われる...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...このあばら家での生活はかなり苦しかったが...
和辻哲郎 「鎖国」
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