...殊に「女性」に掲げられたる「旅順開城」等の数篇等は戞々(かつかつ)たる独創造の作品なり...
芥川龍之介 「内田百間氏」
...脇の細道の方から戛々(かつかつ)と音をさせて何か来る者がある...
関根黙庵 「枯尾花」
...戞々(かつかつ)たる馬蹄(ばてい)の響きが聞えて...
太宰治 「新釈諸国噺」
...かつかつ遣っている浜屋の生計向(くらしむき)では...
徳田秋声 「あらくれ」
...そしてこの地方は前記の地方とは異りかつかつながらも今も行われているのである...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...かつかつたべていけるだけの...
新美南吉 「正坊とクロ」
...ああ蹄(ひづめ)の音もかつかつとして私はうつつにうつつを追ふきれいな婦人よ旅館の花ざかりなる軒にくるまで私をゆり起してくださるな...
萩原朔太郎 「青猫」
...ああ蹄の音もかつかつとして私はうつつにうつつを追ふきれいな婦人よ旅館の花ざかりなる軒にくるまで私をゆり起してくださるな...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...全身がかつかつと炎(ほのほ)を噴いてゐるやうだつた...
林芙美子 「浮雲」
...およそ勇とかつかつの時刻に家の近くまで戻って来ると...
「小祝の一家」
...一家の暮しもかつかつのところへ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...かつかつに食っている...
山本周五郎 「へちまの木」
...かつかつと巻き上げつつ...
横光利一 「上海」
...戞々(かつかつ)と...
吉川英治 「篝火の女」
...戛々(かつかつ)と...
吉川英治 「三国志」
...かつかつと駆(か)ける馬蹄(ばてい)の音がおこっていた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...戞々(かつかつ)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...騎馬戛々(かつかつ)...
吉川英治 「新・水滸伝」
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