...中には戛々(かつかつ)と音して...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...靴がかつかつと鳴った...
梅崎春生 「日の果て」
...かつかつ暮して往(ゆ)けようかしら...
薄田泣菫 「茶話」
...その外のかつかつ五等及第の句のみを残せば猶(なお)宜し...
高浜虚子 「子規居士と余」
...かつかつ遣っている浜屋の生計向(くらしむき)では...
徳田秋声 「あらくれ」
...赤ちやけた花崗岩の細末が鮫の皮みたいにかたまつてるところへひからびた小松がかつかつにへばりついて...
中勘助 「銀の匙」
...その中からは戞々(かつかつ)と響き渡る竹刀(しない)の音...
中里介山 「大菩薩峠」
...早くも戞々(かつかつ)として斧の音...
中里介山 「大菩薩峠」
...全身がかつかつと炎(ほのほ)を噴いてゐるやうだつた...
林芙美子 「浮雲」
...かつかつに食っている...
山本周五郎 「へちまの木」
...かつかつと巻き上げつつ...
横光利一 「上海」
...戞々(かつかつ)と...
吉川英治 「篝火の女」
...戞々(かつかつ)と鳴って来る騎馬与力の蹄(ひづめ)の音さえ間近く大地を刻んで来た...
吉川英治 「剣難女難」
...ただ戛々(かつかつ)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...戛々(かつかつ)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...凍(い)てついた道を戞々(かつかつ)と踏んでゆく馬のひづめから...
吉川英治 「八寒道中」
...戞々(かつかつ)とそろい出した...
吉川英治 「源頼朝」
...かつかつと野の石ころを蹴って行く...
吉川英治 「宮本武蔵」
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