...この真珠(パール)の本店が築地の割烹(かっぽう)懐石で...
泉鏡花 「薄紅梅」
...名目も割烹(かっぽう)旅館とはいえ...
高見順 「いやな感じ」
...そのうちに割烹(かっぽう)店へ...
太宰治 「おしゃれ童子」
...前橋でも一流中の一流の割烹店(かっぽうてん)でございました...
太宰治 「十五年間」
...駅の近くの大きい割烹(かっぽう)店へ...
太宰治 「デカダン抗議」
...前橋でも一流中の一流の割烹(かっぽう)店でございました...
太宰治 「火の鳥」
...而(しか)も田舎の割烹店(かっぽうてん)で作るお定(さだ)まりの会席料理などよりは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...割烹(かっぽう)の事...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...お銀様は活法(かっぽう)を知りません...
中里介山 「大菩薩峠」
...如何に材料が新鮮優良でも料理の手一つで活かしも殺しもすればこそ割烹店(かっぽうてん)というものが広大な構えをして...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...病室では炊事割烹(すいじかっぽう)は無論菓子さえ禁じられている...
夏目漱石 「変な音」
...少年に白い割烹着(かっぽうぎ)を着せ...
久生十蘭 「キャラコさん」
...舌を満足させるために今も随分酷い屠殺割烹(かっぽう)法を行う者で...
南方熊楠 「十二支考」
...それにこのかっぽう着...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...或いはこの頃はやる割烹着(かっぽうぎ)の類まで...
柳田国男 「木綿以前の事」
...料理割烹(かっぽう)そのものさえ否定しなければならない...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...白い割烹(かっぽう)前掛をつけ...
山本周五郎 「季節のない街」
...数かずの料理もいずれは高価な材料と念いりな割烹(かっぽう)によるものであろうが...
山本周五郎 「日本婦道記」
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