...かっと地面を蹴り出した...
犬田卯 「荒蕪地」
...そしてかっとなった...
徳田秋声 「仮装人物」
...馬のようにぽかっぽかっと歩いてみたくなったのである...
豊島与志雄 「悪夢」
...その時、ぽかっと、青空の下日の照る中に、数十年間の放浪の生活が――というより、そうした現在の自分自身が、無際限な時と場所とのまんなかに、小さな一点となって浮んできた...
豊島与志雄 「逢魔の刻」
...』僕はこれをきいてかっとなった...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...彼の歳の若者というのは軽蔑され傷つけられると、かっとなって、怒り狂い、社会全体に対してこぶしを振り上げ、復讐してやると思いつつも、自分自身にもまた疑いを抱いてしまうものである...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...おれが死にかかっとるのに...
火野葦平 「花と龍」
...【言語道断ではないか? いったい誰と話しているのかわかっとるのか? 君の前にいるのを誰だと思う?】そうはいっても...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...かっとなって、ビートリスの両肩をわしづかみにした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...かっとなったラルフだったが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...それに夕日がかっとさしているところに通りかかった...
森鴎外 「山椒大夫」
...よく反目や葛藤(かっとう)が生れるからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かっとなりながら...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...かっと牙(きば)をむいた仮面(めん)が...
吉川英治 「江戸三国志」
...その意中も葛藤(かっとう)の根も読みとれていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...宋江はかっと蒲団(ふとん)のうちで熱くなった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...葛藤(かっとう)やら...
吉川英治 「親鸞」
...先にぎょッとした驚きの反動がむかっと...
吉川英治 「宮本武蔵」
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