...本能的生活の葛藤(かっとう)にあっては...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...本名俳名も――谷活東(たにかっとう)というのが居た...
泉鏡花 「遺稿」
...陽気にな、かっと一つ...
泉鏡花 「歌行燈」
...かっかっとほてって...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...廊下のつきあたりのカーテンが、ぴかっと光った...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...旗男君にはわかっとらんのかなァ...
海野十三 「空襲警報」
...水銀灯はちかっと光るのです...
海野十三 「千早館の迷路」
...また諍いが起ってその時かっとして...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...右左からすがってくるふたりに、目をとじたまま、「わかっとる、わかっとる! ようく、わしにはわかっとるから、いまその方法を考えとるところじゃよ」と、長い頤髯(あごひげ)をしごきながら、この老僧はじーっとなにか、ふかい物思いにしずんでいられました...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...頭がかっとなるほど癪に障ったので...
近松秋江 「霜凍る宵」
...おれは癇癪(かんしゃく)を起こして喧嘩をおっぱじめる……かっとなったが最後――自分も自分の思想も卑しめるくらいがおちだ』そういう考えが彼の頭をかすめた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...この無邪気な期待ぶりがわたしをかっとさせた...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...炭火などで、かっと、煎じては効がないと、義観様、いろいろと、焚き物のことを教えて下さいましたが――お師匠さん、お粥は、土鍋で、松の木で炊いたのが、一番おいしいそうでございますって...
直木三十五 「南国太平記」
...あなたの気持はようわかっとるですよ...
火野葦平 「花と龍」
...頭にかっと血が上ったように...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...罰せらるべし……とございますんでね」「そんなことはわかっとる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...実質にある自分の弱点が呼んだ社会的な葛藤(かっとう)とが...
吉川英治 「親鸞」
...何かとお出入りを仰せつかっとりましたからね」「九条の女院(にょいん)」「へい」「なんの謎じゃろ?」「おとぼけ遊ばす事がお上手でいらっしゃいますな...
吉川英治 「源頼朝」
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