...鼠(ねずみ)をねらう子猫のようなかっこうに見えました...
海野十三 「怪塔王」
...へんなかっこうで歩いている...
海野十三 「火星兵団」
...或は円筒を転がして半分地中に埋(うず)めたような恰好(かっこう)であった...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...背かっこうなど自分に似た死体を盗み出させ...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...ご自分おひとりの恰好(かっこう)のためにのみ...
太宰治 「古典風」
...上品な黒のアストラカンの外套(がいとう)を恰好(かっこう)よく着こなした...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...でね、こういう話もあるんだからひとつ聞いて置いていただきてえ、自慢じゃあねえが、道庵そのものの生地(きじ)を見ていただくためには、恥を話さなけりゃあわからねえ――道庵のお得意先に、ちょうどまあ、年かっこうも、お雪ちゃん、あなたぐらいの、そうして、あなたと同じような愛想のある別嬪(べっぴん)さんなんだがね……」「わたし、別嬪さんなんかではありゃしませんわ」「どうしてどうして、なかなか隅には置けねえね...
中里介山 「大菩薩峠」
...赤児の腕の先に羽がついたような怪異な恰好(かっこう)になっている...
中谷宇吉郎 「イグアノドンの唄」
...恰好(かっこう)のいい頸(くび)の色が...
夏目漱石 「草枕」
...ひどく酩酊(めいてい)したかっこうで...
林芙美子 「晩菊」
......
堀辰雄 「鳥料理」
...湯槽の底へ顔を押しつけてちょうどSの字の恰好(かっこう)になる...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...「私などは縁起でもない恰好(かっこう)をしてと思いまして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...へんなかっこうをしています...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「赤ずきん」
...まるで地面の中にめりこんでいるようなかっこうです...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...いつもの恰好(かっこう)でひざまずいた...
吉川英治 「私本太平記」
...何ら変らない恰好(かっこう)して...
吉川英治 「新書太閤記」
...鮫緒(さめお)の雪踏(せった)をはいている背恰好(せかっこう)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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