...燕(つばめ)の群(むれ)がおいまわすような恰好(かっこう)だ...
海野十三 「大空魔艦」
...かれは不思議なかっこうで中腰に立ち上がると...
江戸川乱歩 「影男」
...なめらかなかっこうのよいおしりが無数に露出していた...
江戸川乱歩 「影男」
...「こんな恰好(かっこう)で...
太宰治 「黄村先生言行録」
...大きな骸骨(がいこつ)に似た節(ふし)くれ立ったごちごちのぶかっこうな丸太が五...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あそこなら誰憚らず笛を吹いてみるに恰好(かっこう)だと思いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...頭のはげた五十恰好(かっこう)の日本人で...
中里介山 「大菩薩峠」
...恰好(かっこう)...
中里介山 「大菩薩峠」
...気のせいか背恰好(せいかっこう)もあれに似たところがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...画にするには是非共この心持ちに恰好(かっこう)なる対象を択(えら)ばなければならん...
夏目漱石 「草枕」
...この灯火(ともしび)の周囲(まわり)に起るすべての談話はアハハハハをもって始まるを恰好(かっこう)と思う...
夏目漱石 「虞美人草」
...それから松本を待ち合わした例の恰好(かっこう)のいい女とを...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...いい恰好(かっこう)だろう」と自慢する...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...私の置いたままのかっこうで...
林芙美子 「新版 放浪記」
...些(いささ)か恰好(かっこう)の異(ちが)った人間たちが...
葉山嘉樹 「淫賣婦」
...顔つき格向(かっこう)もかねて想像していた通りで...
広津柳浪 「今戸心中」
...たいそうな恰好(かっこう)をした舅(しゅうと)が席に出ていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いつもの恰好(かっこう)でひざまずいた...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索