...べっかっこでなくっちゃ筋は通らない...
泉鏡花 「薄紅梅」
...それをひろうようなかっこうをして...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...その男が照れるというような恰好(かっこう)をして見せた...
梅崎春生 「風宴」
...かっこうが悪くてね...
海野十三 「三十年後の世界」
...「かっこうなんか...
海野十三 「三十年後の東京」
...おそろしいかっこうをしていました...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...蛇が鎌首をもたげた恰好(かっこう)で顔だけ振りかえらせて...
高見順 「いやな感じ」
...寡婦のユシュルーは、息切れがし、ぶかっこうで、田舎(いなか)の思い出話をいつも持ち出した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...帽子も二重廻(にじゅうまわし)も背恰好(せかっこう)も後から見るとまるで同じなんだけれど...
永井荷風 「ひかげの花」
...伸治君にかけていた期待を誠一に移したようなかっこうであった...
永井隆 「この子を残して」
...慈姑(くわい)頭を振り立てて印度人の恰好(かっこう)を横から見...
中里介山 「大菩薩峠」
...それから独逸人の方では恰好(かっこう)な通弁を得たつもりでしきりに聞くそうだ」「何を?」「それがさ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...愉快というのは括弧(かっこ)つきだがね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...もっとも南京豆の中でも粒の極(ご)く大きいものや円(まる)い形状(かっこう)のものは脂肪(あぶら)が多くって油を取るにはようございますけれども食用に適しません...
村井弦斎 「食道楽」
...翁は変な恰好(かっこう)をし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それから如何(いか)にも面目無い恰好(かっこう)でグッタリとうなだれる拍子(ひょうし)に...
夢野久作 「冗談に殺す」
...どちらも顔付きから智恵や学問や背恰好(せかっこう)...
夢野久作 「白髪小僧」
...頭文字(かしらもじ)は看板の字のような恰好(かっこう)が取れていた...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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