...吐くんですよう」婆やは八っちゃんをかっきり膝の上に抱き上げてまた脊中をたたいた...
有島武郎 「碁石を呑んだ八っちゃん」
...かっきり十時だ...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...急調子でかっきり十二時を報じた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...焼野が原は、一層かっきりと、その半ば炭化しかけた材木だの、建前だのが燻(くす)ぶって、まだ臭いと余燼(よじん)をくすぶらしているのがよくわかる...
中里介山 「大菩薩峠」
...馬鹿でない米友の頭にかっきりとわからないはずはありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...十二時かっきりに午飯(ひるめし)を食うつもりで...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...かっきり暮れてから着いた...
服部之総 「加波山」
...かっきり大潮時までに到着する予定が数時間おくれて...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...まさにその時期にかっきり達している彼の妻君は...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...そこで、今度はかっきり、奴の鼻の先きを目がけて流してやったが、何と、その山女魚奴! キジ蚯蚓が怖ろしいのか、除けてしまった...
葉山嘉樹 「信濃の山女魚の魅力」
...八等官コワリョーフ氏の鼻が毎日かっきり三時にネフスキイ通りを散歩するという評判がぱっと立ったのも...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...かっきり十分です...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...十一時かっきりには着くんだよ...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...両足をかっきり六十度に開いて立って...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...その正面の青じろい時計はかっきり第二時を示しその振子(ふりこ)は風もなくなり汽車もうごかずしずかなしずかな野原のなかにカチッカチッと正しく時を刻んで行くのでした...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...その正面の青じろい時計はかっきり第二時を示しその振子は風もなくなり汽車もうごかずしづかなしづかな野原のなかにカチッカチッと正しく時を刻んで行くのでした...
宮沢賢治 「〔「銀河鉄道の夜」初期形一〕」
...女の子が力をかっきりこめず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...かっきり三分間にして号令のもとに一斉に湯から出るのである...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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