...かっかと赤くもえました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「もみの木」
...みきが非常に形式ばった様子でかっかと燃える炭火を入れた鉄製の容器(図654)を持って入って来て...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...からだに廻って全身かっかと熱く...
太宰治 「善蔵を思う」
...ただ耳鳴りがして頭がかっかとして何を思考する力とてもなかった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...頭がかっかとほてって...
橘外男 「仁王門」
...台所の温気(うんき)に顔をかっかと火照らせて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...雪と風に曝されたおかげで私は顔がかっかとほてり...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...私は顔がかっかとほてった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...かっかと熱い大きなソファーにかけて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「嫁入り支度」
...寒いわりにかれの手はわたしの手の中でかっかとしていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...石の蒲焼用のこんろを大きくしたようなものにいつも火がかっかとおこっていた...
宮本百合子 「菊人形」
...5250竈(へっつい)の広さだけかっかと燃え立たせる真木や炭の荷がなくては済まぬ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...その廷臣の方はかっかと燃える薪にとりまかれて苦痛に堪えず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...うるみを増した眸子(ひとみ)は絶えず何かをさぐりだそうとするようにかっかと輝き...
山本周五郎 「お繁」
...かっかと燃える烈火のほてりを感じたまま...
山本周五郎 「其角と山賊と殿様」
...かっかと赤くなった顔がやがて醒(さ)めてくる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...かっかと燃えるんですもの...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
...かっかと熱しきった大地には...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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