...かちかち山の話です...
芥川龍之介 「教訓談」
...アンデルゼン等の Maerchen(奇異談)また我邦には桃太郎かちかち山を初めとし...
巌谷小波 「こがね丸」
...かちかち聞えてきた...
海野十三 「時計屋敷の秘密」
...皿の物をかちかち突つきながら揚(あ)げ立(たて)のフライのやうな新しい書物の講釈から...
薄田泣菫 「茶話」
...大威張でかちかち皿を鳴らしてゐたが...
薄田泣菫 「茶話」
...この青道心のかちかちに頑(かたくな)だつた青頭も...
薄田泣菫 「独楽園」
...ちかちかちかちかと...
竹久夢二 「街の子」
...かちかちと老人の棒に当てました...
田中貢太郎 「死人の手」
...わたし御話しが大好き」と云ったのはとん子で「やっぱりかちかち山の御話し?」と聞いたのはすん子である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...かちかちに萎縮(いしゅく)してしまって...
平林初之輔 「秘密」
...」と 歯を かちかち いわせる イエネズミ...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう訳 「ちょびひげサミュエルのはなし」
...電信機のかちかち音を聞きながら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...桃太郎かちかち山は誰も皆知れる話なれば誰人より聽き覺えしかを知らざれども...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...活人形の顔や手足のかちかちした肌色と着せられている菊の花びらのやわらかく水っぽい感じの対照も妙だった...
宮本百合子 「菊人形」
...せとものがかちかち触れて鳴るでしょう...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...かちかちと拍子木を打つ音がした...
森鴎外 「雁」
...注ぐのに壜もうまくコップに当らずただかちかちと鳴るだけになって来た...
横光利一 「旅愁」
...堅気(かたぎ)の中でもかちかちの吝嗇屋(しまりや)らしく聞えるが...
吉川英治 「魚紋」
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